眠剤を飲んでも”不眠症” 薬を手放して「眠れない…」を治す方法

昨夜もよく眠れず疲れているのに、また今
日も眠れない…そんな日が続くと辛いで
すし、眠れないことに対してどんどん焦り
が出て、ベッドに入るのさえ苦痛になって
しまうこともあります。

 

 

前回の続きですが、私も睡眠薬の量が増え
ても寝つけず、その頃はただでさえ何かし
ていないと落ち着かない時期だったので、
布団でじっとしているのがとても苦痛でし
た。

 

頭の中では考えたくもないことがぐるぐる
めぐり、耐えかねて歩き回ると、足元がお
ぼつかずたんこぶができたり(後に知りま
したが、当時飲んでいた薬は“飲む拘束衣”
という呼び名が…)、

そんな日が続くと次第に限界がきて、どう
せ眠れないならと飲まずに溜め、何ヶ月分
かをまとめて一気に飲んでしまうことも…。

 

当然よろしくないことなのですが、丸何日
か意識が飛んで思考停止できるだけで、当
時は幸せなことに思えました。

 

 

(※ただ、眠剤は脳に作用するよう脂溶性
に作られていて、過剰に摂取して代謝しき
れない分は脂肪細胞に溶けて残ります。

この異物を蓄積した脂肪は落ちにくく、代
謝が落ちるだけでなく、ふとした拍子にリ
ンパや血液に流れ出て悪さをすることもあ
り、私も酷いじんましんや発疹に泣かされ
ました。

 

くれぐれもODの影響はその時だけのもの
ではないことも知っておいてくださいね。

 

※ちなみに脂肪に溜まってしまった有害物
質を排出するには、時間をかけて深部から
温め汗をかく方法があります。

「低温」「超低温」(高温だと身体の表面
だけが温まり、深部の温度が上がらないよ
う働きかけてしまうため)の岩盤浴に入る
と、長年薬を服用している方の汗からは薬
のにおいがすることも多いです。実際私も
初めはそうでした。)

 

 

前置きが長くなってしまいましたが、やは
りぐっすり眠れるとそれだけで気分が全然
違いますし、それを自然に得られるのが一
番です。

私が薬を手放して眠れるようになるまでに、
効果のあった方法をいくつかご紹介します
ので、不眠症解消のヒントになれば幸いで
す。

 

 

身体を動かす 

 

頭をどんなに使って疲れていても、脳が興
奮状態だったり、身体が疲れていないと眠
れないことがあります。

 

私も意外とPC作業で疲れたように感じても、
身体をあまり動かさなかった日はなかなか
寝つけず、朝早くにヨガをみっちりやると、
布団に入る前から自然に眠くなります。

寝る前に激しく動くよりは、朝や午前中に
積極的に身体を動かして、夜は軽くストレ
ッチ程度にする方が、自律神経のリズムが
整いやすくなるので、朝起きたらアクティ
ブなヨガやお散歩(太陽の光に当たるのも
大切)、夜寝る前に軽いストレッチやリス
トラティブヨガを取り入れるのがおすすめ
です。

 

 

◇よく噛んで、深い呼吸をする

 

日中に「幸福ホルモン」とも呼ばれる、身
体を活性化させる“セロトニン”という物
質が分泌されると、そのセロトニンを材料
に“メラトニン”という入眠を促す、別名
「睡眠ホルモン」が作られます。

起きてからセロトニンが十分に出ていなけ
れば、入眠を促すホルモンも材料不足で作
れず、なかなか寝付けないことに…

 

そこでセロトニンの分泌を促すには、太陽
の光・運動の刺激も良いですし、一定のリ
ズムを繰り返す「リズム運動」が効果があ
ります。

例えば、音楽のリズムをとったり歩いたり、
よく噛むことは寝ている時に内臓を休めや
すくするだけでなく、食欲を落ち着ける効
果があります。

 

過食に悩んでいる方は、とにかくスイッチ
が入るとそれどころじゃないかもしれませ
んが、意識できる時はよく噛むことを思い
出してみてください。よく噛む習慣がつい
てくると、段々衝動に吹っ飛ばされる感覚
が変化していきます。

またその他のリズム運動に“呼吸”もありま
すが、呼吸と合わせて動くヨガもまた運動
刺激と合わせて一石二鳥です。

 

 

ピスタチオと散歩

 

私が大きく変わるきっかけとなった福井の
師匠いわく「不眠や鬱はピスタチオ食べて、
毎日朝散歩しとれば治るで。」とのこと
(笑)

確かに簡単な一言ですが、セロトニンを増
やす方法が凝縮されています。

 

ナッツはセロトニンを作りだす栄養素“ト
リプトファン”が多く、噛み応えがあるた
め、リズム運動にもなって相乗効果もあり
ますね。

実際に鬱の方とも多く会いましたが、これ
以外の方法も合わせ、みるみる元気になっ
て帰られる方は沢山いました。

 

またここで滞在する際、眠れない時は玉ね
ぎのみじん切りを枕元に置いて寝ることを
おすすめしています。玉ねぎの中の成分が
神経の高ぶりを鎮めてリラックスできるん
だそうです。

 

 

寝る前に身体を温めておく

 

人は眠るときに体温が少しずつ下がってい
くので、最初から冷えた状態だとなかなか
寝付けません。

温かいものを飲んだり、ぬるめのお風呂に
使って身体を温め、リラックスした状態を
つくっておくと眠りやすくなります。

 

 

頭を覆う

 

ヨガのトレーニングの最中、意識が散漫に
なる時はマイラ先生から、頭をすっぽり布
で覆うことを教わりました。

最初にこれを行った時は、髪の毛や頭の外
に向かうアンテナが思ったより強く、外の
刺激を遮断するだけですごく落ち着いたの
に驚きました。

タオルでもなんでも良いですし、もし好き
なリラックスできるアロマを含ませておく
と、頭がよりスローダウンしていきます。

 

 

アイピローをのせる

 

普段から目元の緊張が強いと、目を閉じる
時も力を入れがちです。

私はヨガのクラスの際に、一人ずつタオル
とアイピローを載せていくのですが、結構
無意識に眉間にしわが寄っていたり、まぶ
たが力んでいる方も多くいらっしゃいます。

そういった方でも載せた瞬間に、外からで
も緩んだのが分かったり、私自身も目元に
力を入れがちなので、アイピローの重みで
自然にまぶたが閉じ、力が抜けていく実感
があります。

眠っている状態でなくても眼精疲労を癒し
てくれるので、10分程載せているだけでも
疲労感がかなり変わってくるのでおすすめ
です。

 

 

肌に触れるものは天然素材に

 

皮膚も常に新陳代謝を繰り返しているので、
通気性が良く、刺激や摩擦のストレスが無
い綿や絹の衣服や寝具がおすすめです。

私はアトピーで気を付けるようになりまし
たが、寝心地や熟睡度、翌朝の疲れがかな
り変わりました。

 

 

気にしない

 

究極これが一番な気がします。ロボットで
はないんだし、眠りの浅い日や眠れない日
もあっておかしくはありません。

 

日中眠くて辛い場合は、お昼くらいまでな
ら15分程寝ると少しスッキリすると思いま
すので、午後はなるべく起きて活動すると、
深い眠りにつける日がやってきます。

私も長年薬を服用していたので、最初は4
日に1回ぐっすり眠れるくらいでしたが、
だんだんムラが無くなっていきました。

 

眠れないことを気にしだすとかえって目が
冴えてしまうので、身体を横にして休めて
いるから大丈夫と割り切ったり、一度諦め
て単調な本などを読んでみるのもおすすめ
です。眠くなればラッキーですし、眠くな
らなくても、ずっとそわそわして一睡もで
きないより、本を読み進められた充実感が
あります。

 

 

身体のどこかに意識を向ける

 

気にしないために積極的に出来ることのひ
とつに、身体のどこか一点に意識を向ける
という方法があります。

どうしても気にしないと思えば思う程、考
えないようにしようとすればする程、そう
してしまうものですが、無理に辞めようと
するよりも他に意識を向けた方が、しつこ
い頭の思考を切り離しやすくなります。

お腹でも手の指先(どこか1本でも)、手
首や足首が呼吸に合わせて広がったり緩ん
だりするのをイメージするのもおすすめで
す。直感でなんとなくこの辺が気になると
いう部分に意識を向けていると、思いもよ
らないインスピレーションが降りてくるこ
とも。

 

 

長くなりましたが、ブルーライトやカフェ
インに気を付けるなど…まだまだできる
ことは沢山ありますね。

 

一日が覚醒と休息のどちらにも偏りすぎず、
メリハリのバランスがとれると、睡眠のリ
ズムや質も良くなると思います。

 

緊張感をもってやらなきゃ!と気負わず、
興味のあるものからリラックスして試して
みてくださいね。