ヨガの応用【ジェットコースターの克服法】前編

『スチールドラゴン2000』(出典:ナガシマスパーランド)

 

前回、苦手を克服する方法として、

『身体で体感しながら、感じ方を変化させること』

その際は

『少しづつ小さな変化を積み重ねて、脳や身体の
抵抗や拒絶反応を起きにくくすること』

が大切なことを書きました。

 

 

これはヨガにも共通する部分があります。

 

頭で理解を深めるのも大切ですが、一番は“実際に
身体を動かしながら”、体感を通して起こる変化に
気付くこと。

本や写真をいくら見たとしても、実際に動いてみる
のとではやはり全然勝手が違うので、身体を使った
体験・練習抜きには、なかなか現実は変わりません。

 

 

これは他のどの分野においても、同じなのではない
でしょうか。

 

“身体で感覚を試しながら、
今できることを少しずつ”

 

それを人と比べてしまうと、焦ったり、落ち込んだ
り、余計にめんどくさい感情に足を引っ張られてし
まうので、

≪自身の変化≫にフォーカスを当て、その進化過程を
楽しめれば、気付いた時にはもう状況は大きく進展
しているはずです。

 

『スチールドラゴン2000』(出典:公式サイト

 

では

具体的に、ジェットコースターが苦手だった私が、
ナガシマスパーランドの『スチールドラゴン2000』
を楽しめる様になるまでの道のりについて。。

 

まず行く前の準備として、

身体で試す前に『車載映像』を見て、
乗っている様子をイメージトレーニング

しておきました。

 

どうなるか分からないと、恐怖のイメージが膨らん
でしまうので「あれ?怖くなさそう…。」と、乗っ
てみたくなる位まで見ました(笑)

すると不思議と、だんだん“恐怖心”が“好奇心”に
変わっていきます。

 

これがスチールドラゴンの車載映像です◎

最初はドキドキでも、次第に綺麗な海が魅力的に
思えてきました。(実際、ものすごく絶景です◎)

 

 

そして当日

 

ナガシマスパーランドに着いたらまず、

≪観覧車≫に乗りました。

 

このスチールドラゴン2000、最後部の高さ・落差が
日本一で、観覧車よりも高い位置から一気に地上に
落下します。

なので、最初に「高さ」に慣れることに。

 

 

挑戦したこの日、午前中が雨でほとんどの乗り物が
動いていなかったので、敷地内はガラガラ。。。
観覧車も貸切り状態です。

 

 

1周目…

 

風が強くて揺れると、身体に変な強張りが…。

 

 

 

そして頂上に着くと、想像以上に高く…

 

それ以上に高い、スチールドラゴン2000が信じられ
ませんでした…。

 

 

 

いきなり、雲行きが怪しくなります…。

 

 

 

(観覧車からの景色。高い&長いレールがドラゴン…)

 

しかし、ここで諦める訳にはいかないと、待ってい
る人もいないので、もう1周乗ることにしました。

焦らず、少しずつ慣れる作戦です。

 

 

なかなか大きい観覧車に

 

他の乗客のいない中

 

たった一人で

 

・・・2周連続。

 

 

スタッフのお姉さんにどんな風に思われているかを
考え出すと、もう2周目は高さに対する恐怖心など
忘れていました。

まさか、東京から一人でJTCの練習に来ているとは
思わないでしょうね…。

 

体感的にも、同じ高さを2回味わって慣れた(飽き
た)手ごたえを感じたので、高さへの順応はクリア
として、次のステップに進みます。

 

(↑今思えば、これを“貸切り”って凄い。。。笑)

 

今度は、

お腹がふわっと浮く感覚(エアタイム)
に身体を慣らします。

 

※【エアタイム】とは ※

ジェットコースターが降下していく時の、あの胸の
あたりにふわっと独特な浮遊感がある状態を【エア
タイム】と呼ぶそうです。

落下によって身体にかかる重力が低下しているタイ
ミングで、外側の身体は固定され、下に向かうのに
対し、内臓だけがふわっと浮こうとして起きる現象
なのだそう。

 

 

≪バイキング≫がこのエアタイムに慣れるのに最適
な乗り物という情報を得たのですが、

いきなり身長制限のあるアトラククションに挑戦す
るのには少し勇気が…

(このレベルで目標はスチールドラゴン(笑))

 

 

なので、まずは

≪エンジョイ&ファンタジー
気軽に楽しめるアトラクション~≫

メルヘンで女の子に大人気だという空中ブランコ

≪ウェーブスウィンガー≫

に乗って慣らしてみることにしました。

 

ここでも他に乗客のいない中で、ただ一人(笑)

 

カボチャを被って暇そうにしていたスタッフのお兄
さんに、本当はこんないい歳したひとりの女に向か
って言いたくもなかったであろう可愛い掛け声で

「楽しい空の旅へ!いってらっしゃ~い♪」

と真顔で送り出され、ブランコがスタートしました。

 

 

これは楽しいはず!

 

 

 

楽しいはず…

 

 

 

なのに…

 

動き出した..瞬間、

 

 

 

 

 

気持ち悪くて

 

号泣 …。

 

 

 

 

涙を拭こうにも、
怖くてブランコから手が離せず、

放心状態へ…

 

 

 

すると…

しばらく何もしない(できない)まま廻り、
放心して力が抜けたのが良かったのか、

急に身体が楽になり(!)
景色を楽しむ余裕が出てきました。

 

 

 

もしかしたら、
身体の力を抜いたほうが楽になる・・・?

 

 

 

リストラティブヨガやヨガニードラを思い出し、
身体を意識的に緩めていくと、次第に呼吸も楽に、
遠心力と上手く調和している感覚へ…

 

この瞬間、

峠を越えた実感がありました。

 

(ドラゴンまで、まだ思いっきり序盤)

 

 

次第になんだか本当に楽しい気分になってきたので
外で見ていた人に向かってにこっと笑ってみると、
さらに浮遊感が気持ち良くなってきて

((今、エアタイムを楽しんでいる・・・!))

と喜びをかみしめ、初めてのファンタジーが終了。

 

1回の空の旅で、これ程のドラマがあるとは..

 

意外と長時間のフライトだったので、
涙はすっかり風で乾いていました。

 

 

ヨガでも不要な力を抜くことで、

意外とあっさり(笑)苦手意識を持っていたポーズ
が出来てしまうこともあるんです。

 

今回も“苦手”と構えていたことで、身体に余計に
力が入り、それが不快感につながっていたことが
体感を通してよく分かりました。

 

 

この調子で行けば、バイキングも大丈夫と確信し、
大きな自己変革を起こした前半戦。

最後は笑顔で戻ってきたので、泣いていたことは
誰にもバレていないと信じています。

 

 

後編に続く

ヨガの応用ージェットコースターの克服法ー後編

 

 

慣れれば怖くない《ジェットコースター克服》三重の旅

【恐れ・恐怖の正体】身動きをとれなくさせる”こわいもの”とは