ヨガの応用【ジェットコースターの克服法】後編

(ジャンボバイキング 出典:ナガシマスパーランド

ジェットコースター苦手要因の代表格

お腹がふわっと浮く感覚(エアタイム)
※【エアタイム】とは

ジェットコースターが降下していく時の、あの胸のあたりに“ふわっ…”と独特な浮遊感がある状態です。

落下によって身体にかかる重力が低下しているタイミングで、外側の身体は乗り物に固定されて下に向かうのに対し、固定されずに一瞬、その場に取り残された内臓だけがふわっと浮きあがり起きる現象と言われています。

その“エアタイム”に身体を慣らしていくのに向いて
いるのが「バイキング」という大きなブランコ状の
アトラクションです。

(※ 前編の続きです)

今回のジェットコースター苦手克服の舞台、
ナガシマスパーランドには

キッズタウンのバイキング』(身長110cm以上)
と『ジャンボバイキング』(身長120cm以上)

の2種類がありました。

(△観覧車から見ると、身長制限がほんの10cm違うだけで倍以上の大きさです・・・)

この日は午前中の大雨の影響で、キッズタウンの
バイキングが運航停止しており、ジャンボバイキングのみが運転。

下から見る大きさにたじろぎつつ、空中ブランコ
でつけた自信を胸に、いざ乗り込みます…!

今回は向かいに中学生の女の子3人組がスタンバイ。

たまに目があって気恥ずかしかったり、待っている
間は不思議な空気が漂っていましたが、

一緒に頑張れる人(?)がいると気も和みます。

そして、舟が動き出すと

早速

あの <<エアタイム>>…!

ブランコの時と同じように、無駄な抵抗はやめ、
とにかく力を抜くことを心がけました。

すると…

あっさり 楽しい ではないですか…!

あんなに苦手だったはずのエアタイムが、体感とし
て嫌なものではなくなり
、“恐怖心”が完全に消えていました。

ここまで来れば、もう大丈夫です。

腹の底から

((ジェットコースターもイケる…!!))

と確信が湧いてきます。

逆にもしこの段階で、エアタイムに対する不安が
まだ残っていたら、恐怖心が消えるまで何度か乗り
徹底的に慣らした方が良い
と感じます。

ついつい先走って、一段階先に飛びたくなる場面が
日常でもままありますが、地道に順番やステップを
守ることは、結果的に近道
です。

例えば、シリーズ物の映画なども、いきなり「2」
や「続編」から観ると、理解できずに挫折し、かえ
って苦手意識を持ってしまうこともありますよね。

(個人的な話ですが、私は新世紀エヴァンゲリオン
など、そのような形で長らく苦手意識を持ってし
まっていました…

金曜ロードショーで、設定も分からないまま話の
途中から観てしまうと、全く理解できませんでした
が(←当たり前 笑)、後に“最初から、順番どおり
に観ると”きちんと話が分かり、とても楽しめたので
「順序・段階を守る」大切さを改めて実感しました)

step_by_step
(ヨガの練習も鬱などの病気を治すことも、自分の状態と歩調を合わせながら
順序を守って段階を踏んでいくことが大切ですよね◎)

また、言葉で伝えるのは難しいのですが、、

頭で「もう大丈夫…っぽい、かな…」と思うのと、
身体で『お腹の奥底から大丈夫』と実感できるかは
とても大きな差です。

自転車が乗れるようになる前と後との違いの様に、
身体で一度覚えてしまえば、その後は頭であれこれ
考えなくても、自然に身体はついてきますよね。

同じように、
ジェットコースターも、その他のことも

身体の抵抗を感じず、不安がなくなるまで

少しずつ「体感」「体験」を繰り返しながら

無意識に教えてあげれば、

身体は安心を覚えて構えることをしなくなります。

いずれの場合も身体のペースに合わせて“違和感が
なくなるまで”、焦らず、丁寧に進めていくのが
挫折しないコツです。

(今回、私が高さになれるために観覧車に2回乗っ
たり、ビビッてバイキングの前に、空中ブランコ
をクッションに挟んで挑んだように。。。笑)

こうした段階を経て、
高さにもエアタイムにも慣れて、実質ジェットコー
スターを怖がる要因が無くなってしまえば、身体の
抵抗感も無くなり、残るは好奇心のみです◎

まずは

“ナガシマスパーランド3大ジェットコースター”

『ホワイトサイクロン』に挑みました。

(観覧車から見たホワイトサイクロン)

まさか…

ジェットコースターが
こんなに楽しい乗りもの だったとは・・・!!(笑)

こういったアトラクションに乗る時、今まで怖くて
目をつぶってしまっていたのですが、なんてもった
いないことをしていたんでしょう…

気付けばからっと晴れ、綺麗な夕日と壮大な眺めの
中、颯爽と駆け抜ける解放感がとにかく気持ち良かったです。

正直、今までキャーキャー楽しそうに乗っている人
の気持ちが理解できませんでしたが(笑)、初めて
“絶叫系が大好き”と言う気持ちが理解できました…!

大型ジェットコースターに乗ってみて感じたことは

・とにかく身体の力を抜いたほうが楽

(人によっては踏ん張った方が良いという方もいる
ので、これは人それぞれのようですが、エアタイム
の“固定した身体”と“内臓の浮遊感”のギャップを
小さくするなら、力を抜く方がオススメです◎)

・声を出したり、笑ったりした方が楽しい

(自然と呼吸も出来ます◎)

・せっかくの絶景は楽しまないと損

目をつぶると酔いやすくなり、見えないからこそ
警戒心が高まり、実は恐怖心も増してしまいます
それを逆手に、物足りない方はあえて目を閉じて
楽しむ強者もいるそうです 笑)

『スチールドラゴン2000』(出典:公式サイト

そしてこの日、ナガシマ3大ジェットコースターの
『アクロバット』が運休だったので、
いよいよ一番のお目当てだった

『スチールドラゴン2000』へ。

『ホワイトサイクロン』⇒『スチールドラゴン』
の順番は大正解でした。

本当に

練習しに来て良かったです…!(笑)

目の前には、夕日と伊勢湾の絶景…!

落下の爽快感は、やはり“体感してこそ”の
想像以上に素晴らしいものでした。

横浜から夜行バスを乗り継ぎ、雨で午前中は待機、
途中冷たい視線や、涙する場面もあったけれど…(笑)

三重県まで自主練に来て、絶叫マシンの克服ができ
心の底から良かったと思えた

『スチールドラゴン2000』

最後に記念にもらった、乗車中の写真です。

重力とフラッシュで凄いビジュアルになっています
が(笑)我ながら3時間前に空中ブランコで号泣
していたとは思えない、楽しそうな笑顔(笑)

こんな私でも順を追えば出来たのだから、絶叫マシ
ンはきっと、誰でも克服できるものだと思います◎

笑顔のジェットコースターからいきなり急降下して
少し真面目な話になりますが(笑)

なかなか現状を変えられない出来事が続く時、
出来ないことばかりに目を向け、

どうせ自分には無理…。と

心のどこかであきらめてしまったり、後ろ向きに
考えてしまっていることはありませんか。

実は数年前の私自身、他の人が逆境を乗り越えるこ
とができるのは、自分と違って“その人が優れていて
特別だから”
だとか、

要領の悪い私には、克服や問題を解決する力なんて
無い、と思い込んでいました。

物心ついた時から感じていた「生きづらさ」、
しばらく苦しむことになった鬱や摂食障害も

“自分には治せない”

と、自身の変わる力を信用できなかったんです。

でも、過去にそんな時代があっても、
こうして笑って絶叫を楽しんでいる(笑)今があります。

もちろん当時の困難は、今回のように1日で解消で
きたわけではありませんが

無意識や潜在意識、その向き合い方を教えてくれた
恩師に出会い、本当に小さなことから行動を変え、
恐怖心や不安を取り除いていくと、

段階的に少しずつ、内側の認識や現実が変わり

「この調子だったら、いけるかもしれない」と

自分への信頼を取り戻しながら、最終的に様々な
障害を克服するに至りました。

そして、そこで積み重ねた成功体験が、
今の外からの評価も関係なく、揺るがない本当の
意味での“自信”に繋がっています。

実は『自信』というものは、そもそも評価や実績、
経験などと比例せず…今までがどうであれ、
これから目の前のことにチャレンジするにあたって

“自”らを“信頼”することができるかどうか

なんですよね。。

今までできなかったことも、やったことのないこと
も、、最初は未知数のハッタリでも

「いけるかも…!?」の積み重ねで、

経験や成功体験は後からついてきます。

恐怖心を克服するinteviam

かく言う私もまだまだ克服したい苦手なこと、自信
が持てない分野は沢山ありますが、

今回のようにひとつ成功体験があれば、挑戦のハー
ドルが下がり、次の前向きに取り組む力になります。

ジェットコースターでも、
傍から見ればふざけているようなことでも、
ご自身がわくわくするものであれば何でもいいので

ひとつ何かを楽しみながら克服する体験をしてみる
と、恐怖や苦手に対する感じ方が変わるはずです◎

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