しわが教えてくれる身体の正しい使い方

ヨガの練習を始めて7年程経ちますが、実はきちんと
本格的に身体の正しい使い方を意識し、追求し始めた
のは3年程前。。。

それまでは割とがむしゃらに、負担や故障なんて考
えることもなく、ただ動きまくり、、

若さと運動脅迫な所も相まって、負担をかけてい
る自覚無しに、無理も出来てしまいました。

その影響で、膝を伸ばしすぎて過伸展(※)に

(※)過伸展:かしんてん という言葉も、身体の
勉強を始めるまで知らずにいました。。

名前の通り膝を伸ばした時、まっすぐ(180度)
よりも後ろに反ってしまう、過度に伸展した状態です。

そんな膝まわりを伸ばし過ぎる分、股関節まわりが
上手く使えず腰に負担をかけたり、肋骨を前にばか
り開きすぎて変形させてしまったり。。。

今でも時間をかけて昔の癖を修正している最中です。

natural_beauty

“身体は資本”と言いますが、日常生活に支障をきた
してしまうようでは、負債になってしまいます。

身体の使い方の癖は、つい無意識に行ってしまう
【癖】なので、
意識的に直そうとしないと直らないものですが、

不合理な『本来のデザインされている骨格的に規格
外の動き』『理に逆らった負担になる使い方』で
動作を重ねていると、知らず知らずのうちに歪みを
蓄積していることに。。。

それは身体の使い方だけでなく、心の使い方も同じことが言えます。

今、もし身体に何らかの不調が出ているなら、それ
は身体にとって誤った使い方、望んでいない習慣や
無理なコントロールを繰り返していることがあるかもしれません。

『癖』は自分ではなかなか気付けませんが、
もしそれが誤った影響を与えている場合、身体の方
から“不調”となって教えてくれます。

それは身体の使い方だけではなく、

身体と心のつながりから、心の負担や考え方の癖な
どが身体の不調として出てくることもあります。

(身体と心のつながりについてはまた改めて

今回はフィジカルな『身体』の部分の話を進めていきますが

『身体の正しい使い方』と急に言われても、
何が良くて何が悪いのか、なかなか分かりづらいですよね。。

そこでひとつのヒントになるのが、

身体の 「しわ」

です。

今年は人の顔を描く機会が多かったのですが、
じっくり観察すると、「しわ」は本当に普段の動き
と連動していることが分かり、感動します(笑)

その人の生き方、人柄が出るというのも納得です。

そんな風に年齢を重ねてできるしわもあれば、
赤ちゃんの時から、良く動かす部分、関節のまわり
にはしわはあります。

この生まれつきのしわが、正しい動かし方の指標と
なってくれるのです。

例えば先ほどの膝では、膝の裏側にしわがあり、
その部分で曲がるようになっています。

反対側のお皿側、左右の側面にはしわは無いため、
その方向には膝は曲がらない構造、曲げると負担が
かかる構造ということです。

なのに私はしわができない方向に動かし続けていた
ので、負担となっていたんですね。。。

膝で考えると当然過ぎて、しわはそこまで参考にな
らないかもしれませんが、足の指だとどうでしょうか。

足の指は、立った時の地面側、足裏側にしわがあります。

なので、裏側に拳をつくるように曲げる方向、
足の裏を縮める動きは構造的に問題ないのですが、

本来はしわの無い、指を反る方向に動かすと負担が
かかる仕組みです。

ハイヒールを履いている時は、まさにこの状態(本
来はしわがない場所に、しわを寄せてしまっている
状態)で、長時間その負担が続くと、その上の足首、
膝、腰、肩にまで影響が出てきます。

やむを得ずヒールを履いた後は、反対に本来曲がる
方向(足裏をギューと縮めて、指先、足の甲から足
首の前側をきちんと伸ばす)に正しく動かすことで
歪みや疲れがとれやすくなります。

足を高くした状態で行うと、老廃物も流れやすく
なお効果的◎

また、手も実際に行ってみると分かりやすいですが

人差し指だけを根元から曲げようとすると、本来の
手のひらのしわ(よく手相で見る横線)が崩れて、
手元に緊張が生まれますが、

他の指と合わせて、手のひらのしわを崩さないよう
に曲げる
と、指だけでなく、肘の方まで楽になる感
覚があると思います。

(しわを崩さない使い方は、肩こり・腱鞘炎予防にも有効です◎)

こんな風に本来からある「しわ」は、身体を故障
させない、負担をかけない動きのためにあるものなのです。

しかし誤った使い方を長時間することで、本来は無
い部分にしわが出来てしまうこともあります。

例えば、首を前に傾けたストレートネック姿勢。。
長く続けていると首の正面にしわが出来てしまいます。。。

また、猫背でいる時間が長いとお腹にしわが出来て
「〇段腹」という悲しい現象が起きてしまったり、

無表情でいると、重力によって口の両端にほうれい
線..マリオネットラインというしわが出来てしまうことも。。。

地球で暮らしていれば、どうしても重力は常にかか
ってしまうので、歳月と共に新たなしわが出来るの
は避けられませんが、そのしわを増やすのに更に
拍車をかけてしまうのが“停滞”です。

“人の身体は「動く」ように作られている”ので、
同じ姿勢で長時間いるのは、実はかなりの負担がかかります。

もし、不自然な場所にしわが出来ていたら、負担が
かかる姿勢で長時間いるなど、思い当たる習慣はないでしょうか。

身体からの要注意サインとして、その不自然なしわ
が伸びる方向も含め、まんべんなく動かすと、
その負担となる癖や姿勢によって引き起こされてい
た不調が改善することも期待できます。

新参者のしわも悪者にせず、身体からのメッセージ
として向き合ってみると、今より快適に過ごせるヒ
ントになるかもしれません◎

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