敏感肌と鈍感肌

 

「春はデトックスの季節」と言われるよう
に、寒さから身を守ろうと蓄えるモードだ
った身体が、老廃物を外に排出するモード
に切り替わります。

 

中医学では「肝」の働きが活性化すると考
えられており、自然界の植物と同じように
成長・代謝機能が活性化し、気や血液の循
環が良くなる時期です。

(※中医学における「肝」は「肝臓」を指
すだけでなく、気や血の流れ、消化や水分
代謝の促進、精神バランスの調節といった
全体の働きも含まれています。)

 

寒い時期は内に温存するように働いていた
エネルギーが、外に外に出そうとする働き
に変化するので、人によってはバランスを
崩しやすかったり、出していくことがしん
どく感じられたり、冬の間には無かった身
体の変化を感じている方もいるかもしれま
せん。

 

 

私も冬より元気に、活動的に過ごせていま
すが、肌の方にも活発に赤みやかゆみが芽
吹いてきました(笑)

 

最近は太ももに突如湿疹みたいなものが広
がったのですが、
「かゆい、、、けど春だから出したいんだ
よねー。。。しょうがないね」
なんて湿疹との対話(心の中で独り言?)
をしながら、添加物を控えぐっすり寝ると、
眠っている間に出し切ってくれたのか、起
きた時には綺麗になっていました。

 

その後手の甲だったり、顔だったり、背中
だったり。。。場所を変えて色々出てきて
みては、短期間ですぐに消えるを繰り返し
ています。

 

今ではこんな風に表情豊かな肌ですが、以
前はどんなに酷い食生活でも、寝ない日が
続いても、ストレスに上手く対応できなく
ても、実は肌が荒れることはほとんどあり
ませんでした。

 

ドーナツ屋さんでアルバイトをしていても
思春期ニキビに悩まされることもなく、摂
食障害乱れた食生活が続いた時期も、今思
えば何も起きなかったのが不思議なくらい、
肌には影響が無かったです。

 

もしかしたら、その当時は弱味を外に見せ
まいと無意識の鎧をずっと着ているような
生き方だったので、外に出せない力が働い
ていたのかなとも思ったりします。

 

 

そんななか、自分の本当の気持ちや感情が
外に出せるようになってくると摂食障害か
ら回復でき、しばらく健康的に過ごしてい
ました。

 

そしてやっと食生活が整ってきたと思い、
活動的になり始めていた矢先、一気に全身
がアトピー肌に…!

そんな肌の一大イベントがあってから、今
のちょいちょい何かがあると教えてくれる
肌に変わっていきました。

 

 

当時アトピーを発症したのも4月だったの
ですが、今思えば、最大のデトックスの年
だったのかもしれません。

 

その時は自分のやりたいことを大切にしよ
うと思いながらも、それが上手くできない
職場だったため、辞めることにした直後で
した。

 

その後カウアイ島のヨガトレーニング・
アーユルヴェーダ生活の中で、デトックス
の過程で全身がかゆすぎて辛い日もありま
したが、溜め込んでいたものをすべて出し
切り、3週間後には綺麗さっぱりつるんと
した肌に戻って来れたのです。

 

 

ちょうど古いものを手放し、新たな生活を
始める転機となる時期に、肌も一掃し生ま
れ変わったようでした。

 

それまでは頑固で自分の気持ちに嘘をつい
たり、溜め込むこともよくあったのですが、
素直に出せるものは出しちゃった方が楽だ
ということを肌も一緒に学んだようです。

 

 

先日ヨガにいらっしゃった方で、「体調を
崩しやすく逆流性食道炎になってしまった
りと、ストレスやまわりの影響を受けやす
い体質が嫌で。。。」とお話ししてくださ
った方がいました。

 

確かに私もアトピーを発症してから、それ
まで平気で飲めていたお酒を飲むとじんま
しんが出るようになったり、服の素材でか
ぶれたりと、影響が出やすくなることで少
し損に感じることもあることを話しました。

ですが身体が色々と教えてくれることで、
より自分にとって心地よい選択を大切に出
来るようになり、敏感肌になってかえって
良かった面もあると思っています。

 

元々お酒は集まりの場などでなんとなく飲
んでいた部分があり、特に楽しくなること
も無く(笑)人に合わせて飲んでいたこと
を知り、服の素材も気を遣ってみると、そ
っちの方が断然身体が楽になることを実感
し、より心地よい生活を始める良いきっか
けになりました。

人と会う際に肌が荒れていると、前の丈夫
な時はこんなことが無くて良かったのにな..
.なんて思うこともありますが、結局人に
良く見られようとしている自分の心理に気
付き、小さなプライドを笑って捨てること
にしています。
(そもそも人はそんなに人のことを見てい
ませんが(笑))

 

そして食道炎などの炎症も、起きないに越
したことはありませんが、それが生活を見
直すきっかけになることもあれば、違和感
を感じにくい方は逆に元気にやり過ごせて
しまう分、もっと進行した後にガクッと大
きく調子を崩すことになるかもしれません。

 

 

不調が表れやすい敏感な体質も、無理が出
来てしまう鈍感な体質も、どちらも良い面
があり、優劣は無いと思います。

 

最近も何となく
「免疫力が強ければ強いほど良い」
といった風潮もありますが、免疫も弱いと
風邪などをひきやすくなる一方、過剰に免
疫細胞が働いてしまっても、なんでも異物
として攻撃し、アレルギー反応が起きてし
まうので、強いほど良いとは言えません。

やはり自分にとってベストなバランスを保
てるのが一番です。

 

季節の変わり目は特に、体質によって変化
が出やすいですが、元のバランスが違うま
わりの人と比べるのではなく、自分の変化
に目を向けて整えていけると良いですね。