安全な居場所がなければ、なかなか負の空回りから抜け出せない【自律神経と安全】

先日、池袋のヨガスタジオ Wellness Labo.さんで
開催された「メンタルヘルスとヨガ」ワークショッ
プに参加しました。

医療従事者の方も多く、過去そういった皆様にご迷
惑をおかけしていた立場で緊張してしまいましたが
(笑)、
今こうして、めぐりめぐって精神について学ぶ場に
足を踏み入れてみると、

渦中にいる最中はそれどころではなくても、過ぎ去
ってみれば、とても貴重な体験ができたんだなぁと
その当時を穏やかに、懐かしく振り返ることもあります。


思春期病棟の少女たち

今の平穏な日々と打って変わって、若かりし頃には
鉄格子のクワイエットルームへの隔離、ベッドに固
定されて身体拘束という苦い経験もしましたが…(笑)
そんな自身の推移だけでなく、

統合失調症や境界性パーソナリティ障害、アルコー
ル依存や薬物依存、解離によってお話しする時々で
人格が入れ替わっている方など。。。

それまで私自身もフィクションの世界でしか知らな
かった方々とリアルに昼夜、同じ空間で接し、話し
毎日を過ごすことは、

実はお医者さんや心理士さんもなかなか体験するこ
とのないレアな時間だったんですよね。

(最近の日常ではお話しする機会も激減…)

私の場合、残念ながら医療の場ではメンタルヘルス
の改善には繋がらず、、

(※誤解のないよう、あくまで私の場合です。
実際に改善に繋がった方とは沢山お会いします。)

職場の人にも、友人にも
嫌がられたり、気持ち悪がられるんじゃないか・・・

と隠すようにして、かつては黒歴史と捉えていた
精神病棟で過ごした日々でしたが、

今になって人の心について、自ら壊れる過程を体感
したり、様々な疾患について実際に肌で感じて深く
知ることができたその価値を再認識し、かえってあ
りがたみを感じています。

結果的にその時の体験が、心理学やヨガの哲学の話
を理解する上でも、ものすごく役立ってもいます。

(難しい用語を読むだけでは恐らく理解できなかっ
たであろう(眠くなって挫折してしまっていそう
な)内容も、ふっとそれに関連する体験や人が思い
浮かんで腑に落ち、救われることが多々…)

今回の講座中やヨガジェネレーションの記事でも、
松島先生が紹介していた、スタンフォード大学でス
ティーブ・ジョブズが行った有名なスピーチにも

“connect the dots”(点と点をつなぐ)

というお話が出てきますが、どこで何がどう役に立
つか分からず。。。世間的にはマイナスの出来事に
捉えられそうなことも、後から自分にとっては重要
でプラスに活きてくることってあるんですよね。

↑レビューにもあるように邦題が抜群に合わな過ぎる(笑)

実際は『安楽死』を扱った賛否両論の話題作です。

『Me Before You』世界一キライなあなたに

今日が人生最後の日だったら

他人に流されず、自分の心に従う

死の迎え方や生き方には正解がないからこそ
「これでいいのかな・・・。」と
迷いに直面する場面は避けられませんが、

そういった迷いから抜け出すためには、最終的には
自ら納得する道を選んで、信じて進んでみるしかな
かったりしますよね。。

(一見、親の視点や傍から見れば正解のように思え
る道も、本人が「違う」と感じていたら苦しいことも・・・)


いまを生きる

私がメンタルヘルスの問題を克服していく過程で
ヨガと出会って、

効果・効能ets…何が良いのかは分からないけれど、
なんだか心地良いから続けてみよう”と決めたのも
ひとつの直感に従った決断でした。

結果、とても良い選択だったと思っています(笑)

困っていることに対し、○○療法や○○カウンセリ
ング、○○法や○○に評判の○○先生ets…

実績もデータも色々と出ている選択肢はたくさんありますが、

それまで「頭」でばかり考えて、
「こうしたいのに」「こうするべきなのに」
それに反発するような「身体の症状」に振り回されていた
私にとって

なんだか、ほっとする・・・。

そんな「身体の反応」に素直に従ってみたのが、
状況を打破する大きな転機になりました。

不安が大きくなると、
つい頭でっかちに情報を集めがちですが、

不調を改善したいと思ったり、成長したい、変わり
たい、回復したいともがく時。。

“身体の反応”

をないがしろにしていませんか。。。

考えすぎることや、抑圧しようとすることで
身体が余計にストレスを感じ、やめたいはずの行動
や症状が、かえって強く出てはいないでしょうか?

ほっと一息つける、張り詰めた心身が解放される
“安全な居場所”を、何処かで感じられますか?

私はヨガについて、当初は何が有効なのかも分から
ずに感覚的に行っていて、後から理論を知り
「そういうことだったのか・・・。」と納得できること
が沢山あるのですが

そのうちの一つが、今回の講座でも触れた

“自律神経と『安全』の関係”

(ポリヴェーガル理論)です。


ポリヴェーガル理論入門: 心身に変革をおこす「安全」と「絆」

心身の不調に悩んだことのある方は“自律神経”
について聞いたことがある方も多いと思いますが、
ポリヴェーガル理論では従来の交感神経・副交感神
経の2種類をより詳細に掘り下げています。

「ポリ」=「多数」、「複数」
「ヴェーガル」=「迷走神経」 という意味です。

神経回路についてここでは割愛しますが、
ストレスやトラウマ等、いわば「安全」を失う状況
に対して、私達の“身体がどのように反応するのか”
神経生物学的な仕組みや働きのお話です。


トラウマによる解離からの回復: 断片化された「わたしたち」を癒す

眉間にしわが寄ってしまいそうな言葉で、もし身体
を緊張させてしまっていたら不本意なのですが
(笑)身近なテーマのひとつとして

「健康」「成長」「回復」には
神経的に“安全”を感じられることが欠かせない

ことが解説されています。

“神経的に”とは、
直感的に身体が『安全だ』と感じられることで、

重要なのは私たち個人個人の身体の反応なのです。

確かに、いくら立地的にも構造的にもとても安全な
場所だったとして「安心して、リラックスしてくだ
さいね!」と言われても、

インテリアや光、BGMの感じでなんだか落ち着かな
かったり、嫌な感じ、不穏な空気や危険を覚えるこ
ともありますよね。

そして、元々の気質やそれまでの体験によって、あ
る人にとっては快適な空間でも、他の人にとっては
違和感や苦痛を感じることもあります。

なので神経的に“安全”を感じられる環境は、人それ
ぞれで、ご自身の感覚を頼りに見つけていくことが
理想です。

私は割と子どもの頃から警戒心が強い所があり、
保育園のお昼寝の時間が苦痛で、先生から何度も目
をつぶりなさいと注意を受けていたような子で(笑)

特に不安が強かったヨガを始めた頃も、目を閉じる
ことに抵抗があったりもしました。

ですが、だんだん身体がほぐれてくると、
力を抜いても大丈夫なんだな、と身体が覚え始め、
次第にリラックスできる時間が増えていき、

目を閉じても大丈夫だと身体で覚えていきました。

そうしてしばらくヨガを続けていると、症状が出る
んじゃないかと心休まらなかった家で過ごす時間
も(当時は家で何事もなく過ごせる自信が無かった
為、仕事を終えた後もWワークや習い事で時間を埋
めていました)安らげる変化が現れてきたんです。

最初は『身体の反応』が入口でしたが、そんな風に
警戒が徐々に溶けて、頑なで極端だった思考がだん
だんと和らぎ、他の人からの言葉やアドバイスなど
を受け取れる許容量が増えていったのも、回復を後
押ししたように思います。

(常に苦しいことでいっぱいいっぱいだと、受け取
る余裕も無いですよね・・・。)

入り口は何でもいいんだと思います。

自分の身体が”安心できる居場所・感覚を大事に
自律神経と歩調を合ってくると、

それまでどうしたら良いのか、考えても考えても
上手く歯車が回らなかった生活に少しずつ変化が訪れます。

『身体の反応』をヒントに。。

安全を実感するひとつの手段として、
ヨガの場も興味があればぜひ使ってみてください◎

Schedule|ヨガクラス スケジュール

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