誰にだって感情はある-感情の正体・メカニズム【望診法】で身も心もデトックス

東洋の考え方では「毒出しの季節」と言われる春。

毒をむやみに溜め込んだりしていませんか?

私は長らく、どんなに中が黒くどろどろした感情で
おぞましい状態でも、表面的にはまるで無毒のよう
に(笑)ふるまっていた時期がありました。

表向きは何が楽しいのかも分からないままニコニコ
して、家に帰るとドッと疲れて動けない。。。

今、客観的に振り返ればギャグのような話ですが(笑)
そんな毒出しをしない溜め込み生活を、無意識に
真剣に続け、派手に破綻したのが恐ろしいところです・・・。

<目次>

今振り返ると、“張りぼての良い人”は苦しい生き方です。。

もちろん場面によっては、多少忖度が必要な時もあ
りますが…徐々に毒を溜め込むことをやめていくと

その方がよっぽど無理して偽善者でいるより健全で
心がクリアに保てることが身に染みて分かりました。

個人的なイメージですが。。。

「心」は元々、“無色透明”の水

のようなもので

感情や心の動きによって、その時々に湧き出てきた
をきちんと外に出していけば濁ることはないけれど

外側の真っ白なキャンバスを汚すことを恐れ、

色をかき消すように心の中を濁していると、
水はグレーになっていくばかり…

そしてそんな不透明な水の中では、それぞれの色、
個別の感情がいっしょくたになり、

次第に「心の動き」、
違いも変化も分からなくなってしまいます。。。

確かに常時ネガティブな事ばかりに目を向け、口に
するのは、他の喜怒哀楽を味わいにくいデメリット
がありますが、

「嬉しい」「楽しい」「綺麗」といったポジティブ
な事だけが『良く』て、ネガティブな事は『悪』
否定や抑圧、見なかったこと、最初から無いことに
しようと隠したり、蓋をしてしまうと

行き場を失った『』は圧縮されてどんどん溜まり
心がよどんでいく気がしませんか。。。

まさに私も、性に合わずに綺麗に生きようと(笑)
嘘の笑顔でごまかしていたら、月日を重ねるうちに
どんどん心が濁り、その不透明な中で自分の本心や
感情が見えなくなってしまいました。

もともと自分の気持ちや感情を表に出すのがとても
苦手な人間だった私は、幼い頃、感情的な人が身近
にいる環境で、ビクビクしていたこともあってか、

自分が“刺激剤”となって、まわりの人の気持ちが
変化することを極度に恐れていました。

それを無意識でやっていたので、正直な自分の本心
や感情が分からず、自らを『心』が無い、空虚で
冷酷な人間なのかと疑ったこともあります。

ですが、一度精神を病んだことで思わぬかたちで
爆発し(笑)、心を覆っていた張りぼてが壊れた時

単に感情を感じるセンサーや、表現する回路が鈍っ
ていただけで、当時の私にもしっかり色んな気持ち
や感情があったことに気付けました。

ハウルの動く城

冷静に考えれば、「感情の無い」ロボットの様な
心だったら、わざわざ鬱や自己破壊、摂食障害の
ような人間くさいことはしないですよね。。(笑)

この自分自身の経験や、その過程で出会った多く
の方の克服体験から、表現の仕方やどんなことに
反応するかに大きな個人差はあっても、

誰にでも「感情」は、同じエネルギー量で備わっている

ことを実感しました。

なので、何かしらの形でそのエネルギーを外に還元
しなければ、どこかに不具合が現れてくるものだと
考えています。

私はその許容量の限界に達するまで、未消化の感情
になかなか気付くことが出来なかったのですが、
壊れた後に再生していくにあたり、その表面に現れ
てきた不具合を見極め、発散するヒントとなったのが

『身体の状態』でした。

女性は特に、内に抱え込んだものがある時、
月経不順を経験したことのある方も少なくないのではないでしょうか。

女は二度決断する(字幕版)

(↑映画のワンシーンにもあるように、自分の中で
決断を下すと、それまで抱えていたものが「血液
、しこりといったものと一緒に流れていく
ような体験は私もよくありました。)

そんな身体の状態を読み解くひとつの方法として、
マクロビオティックの考え方のひとつに

「望診法」(ぼうしんほう)

と言う、顔や身体、肌の状態から、内臓健康状態
内面の気持ちの偏りや傾向を診る方法があります。

望診法とは、元々漢方や鍼灸などを代表する東洋医学の診断方法のひとつで、顔や身体に現れるサインや不調から健康状態を読み取り、体質の判断や不調の傾向、生活習慣や食事のバランスなどを診る方法です。

現代ではマクロビオティックの養生法、健康法としても、より身近に生活に活かせる知恵として、幅広く活用されてます。(インド起源のアーユルヴェーダの考えから発展した説もあり、アーユルヴェーダドーシャにも近い考え方があります。)

望診法は古代の中国から伝わる、自然哲学の陰陽五行(おんようごぎょう)の思想がベースで、

万物の全ての事象は、「」と「」の二極のエネルギーで構成され、それぞれが対立、互根(ごこん:依存関係)、消長(勢いが衰えて消えるか、伸びて盛んになるか)、転化(別の状態に転じる)をくりかえし、循環していると考える「陰陽(いんよう・おんよう・おんみょう)思想」と、

万物は「火」・「水」・「木」・「金」・「土」の5種類の元素から成り立ち、それぞれが互いに影響し合い、その生滅盛衰によって変化、循環し続けているという考えの「五行思想」を合わせ、体系化されています。

ここでは書ききれない壮大な話になっていくので
割愛しますが、

「心身のつながり」を活かした望診法は、つい抑圧
しがちで、感情を感じ取ることが苦手な方でも、
身体の表面に現れている状況を、内側のメッセージ
を読み解くヒントとして活用できます◎

そのほんの一部の入り口ですが、ここでそれぞれの
感情の起こるメカニズムと共に、簡単に紹介します。

(※身体の反応や変化はあくまで一例です。)

【怒り】

怒りのエネルギーは「肝」に影響し、肝臓や胆のう
・自律神経などに現れる変化と特に関わりがあります。

怒りは人間の原初的な感情のひとつで、大事にして
いるものや、大切にしている価値観を侵害された時
や、「こうしたい」「こうでありたい(こう扱って
ほしい)という望みが妨げられている時に感じます。

動物的な本能として、自分の身や立場を守る為に、
怒りを表現することは、危機を回避し、自然界で生
き残るために必要なプロセスです。

最近は『アンガーマネジメント』といった、怒りの
感情と上手に付き合う心理的トレーニング方法も
よく耳にするようになりましたが、

怒りの感情を上手く処理できないと、
【イライラ】や【攻撃的】で落ち着かず、その戦闘
モードの慢性化から自律神経が乱れることでの鬱っ
ぽさや、判断力が落ち【優柔不断】でショックを引
きずる影響もあります。

[図解] アンガーマネジメント超入門 怒りが消える心のトレーニング

<怒り>による身体の変化

自律神経の乱れ・目の疲れ・充血・肌の炎症・筋肉
の張り・固太り・爪が弱る・アザが残りやすい

【抑圧した怒りを消化するヒント】
⇒ 何かに『執着』していたら、それを手放してみる

無意識の『怒り』に気付き、解消するヒントとして
。。プライドや見栄、人や物、過去の出来事などへ
の執着
から、やたら気になって目についてしまうこ
とがないか、また、そのことばかりに注目して視野
を狭め、許容範囲を狭める
ことでご自身を苦しめて
しまっていないかを、振り返ってみます。

もし、思い当たることが合ったら「何が何でも」か
ら離れ、時には「なるようになる」に身を任せてみ
ると、心が軽くなるかもしれません。

『怒り』自分の思い通りにならない時、思いとは
裏腹に嫌なこと・してほしくないことが起きた時に
起こる感情ですが、「こうあるべき!」を手放す
ぐっとこらえるよりも楽に、怒りを解放できること
があります。

【喜び】

喜びのエネルギーは「心」に影響し、心臓や小腸・
循環器などに現れる変化と特に関わりがあります。

喜びは自らの望む方へ、物事が動いたり、考えが的
した時や、自分の成し遂げたことに対し、嬉しく
なって湧き上がってくる感情です。

思い通りに事が進むと人は喜びを感じますが、同時
に舞い上がって判断力が落ちるとも言われています。

(逆に冷静さが増すのは、悲しい時なのだとか。)

喜びに高揚する時や笑ったりすると、顔色が良くな
るように血行が促されますが、衝動的な喜びを追い
求めると【興奮】や【焦燥感】、【あせり】で心臓
に負担をかけたり、血行や熱の循環のバランスが崩れます。

思い通りも当たり前だと捉えると【傲慢】となり、
行き過ぎると新たな【怒り】を生み出すことも。

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの

<喜び>による身体の変化

赤ら顔・頭に血が上る感じ・冷えのぼせ・だるさ
浮足立つ・体温上昇

【枯渇しがちな「喜び」とバランスをとるヒント】
⇒ 強い『刺激』を求め過ぎない

生活も便利に発展し、以前は苦労していたことが
当たり前になっていく今、『喜び』や『感動』が
薄れやすい時代でもあると言います。

人は喜び、感動した時、脳内で苦痛を和らげる物質
や快楽物質が出るため、本能的に喜びを求めますが

それが得られないと代わりに、より手っ取り早い
「刺激」の快楽で、脳を満たそうとしてしまうこと
があります。

「刺激」は脳を麻痺させ、一時は感動と同じように
ストレスを軽減させてくれますが、次第に麻薬のよ
うに、より強い刺激ではないと満足できなくなり、
中毒になると、他が空虚で無気力となることも。。

強い刺激でストレスをごまかそうとするのではなく
ホッとするような安らぎで心を癒し、日常の中での
ささいな喜びを探していくと、感動のセンサーが整
い、満足感が持続していきます。

【思い悩み】

思い悩むエネルギーはに影響し、脾臓や胃・
消化器・免疫系などに現れる変化と特に関わりがあります。

心理学や哲学…深く考え内観することは、人間なら
ではの行為で、様々な分野を発展させてきました。

思い悩むことは、現状をもっと良くしたいという裏
を返せば向上心の表れでもあり、時に苦悩は人を成
長させ、内面を豊かにしてくれます。

ですが、度を過ぎた取り越し苦労で【心配】が多く
【神経質】になったり、【後ろ向き】で気力が湧か
なくなると、偏った思考の癖やなかなか行動に踏み
込めない事態にも。

常時考え過ぎは脳を疲弊させ、脳の唯一のエネルギ
ー源であるブドウ糖を枯渇したり、食欲の異常や
免疫力を落とすこともあります。

恥(シェイム)…生きづらさの根っこにあるもの 

<思い悩み>による身体の変化

唇の荒れ・胃もたれ・アレルギー・冷え・疲れや
すい・不眠

【思い悩みに区切りをつけるヒント】
⇒ 『ない』ものではなく『ある』ものに目を向ける

自分にとって何が大切か、中心軸が無いとまわりと
比べ、外からの意見や、他の人からどう見られるか
が基準になってしまいます。

すると自分が本当は何を求めているのかが分からず
満たされないまま、劣等感やまわりを気にする不安
がいつまでも消えません。

終りのない悩みに、ずっと苦しむことになります。

「ある」ものに目を向け、その価値を認められる
と、本当に大切なもの・好きなもの・満たしてくれ
ているものが分かり、本心に従った前向きな選択が
楽しめるようになります。

好きだと感じるもの、大事にしたい気持ちや、やっ
てみたいと感じる好奇心を大切に、人に対しても自
分に対しても、それぞれの個性や感性を尊重できる
と、比較によって落ち込む必要がなくなります。

【悲しみ】

悲しみのエネルギーはに影響し、肺や大腸・
リンパ系などに現れる変化と特に関わりがあります。

悲しみは、大切なものや楽しみ、愛情や依存の対象
が失われる時に起こります。

人は対象を喪失するにあたり、始めは怒りを覚えた
り、事実を否定することを試みますが、それがどう
しようもない事実として認めざるをえなくなった時
無力感を伴い、脳で現実を受け止める際に起こるの
が、悲しみの感情です。

現実を受け止めようとする働きから、脳は冷静にな
りますが、事実を受け止めきれないまま慢性的に
【悲観的】になったり【無力感】が続くと、呼吸が
浅くなったり、物事を【否定的】に捉える癖がつい
て【落ち込みがち】になることもあります。

大人が絵本に涙する時

<思い悩み>による身体の変化

鼻水・せき・口内炎・のどや肌の乾燥・息苦しさ
むくみ

【悲しみを消化するヒント】
⇒ ブレーキを外して、しっかりと浸る

『悲しみ』は喪失・挫折・失望など、大切なものを
失った時、そしてその事実を受け入れるタイミング
で起こります。

何かを失っても、それが自分にとって大切なもので
はなかったり、その出来事が本当だと認識していな
い・受け容れていない場合は悲しみを感じません。

悲しい事実や、その気持ちを受け容れられずに抑圧
してしまうと、未処理の悲しみはずっと体内に残り

その悲しみを感じないように否定し続けることで、
一緒に他の感情や気持ちまで、抑圧または歪めて捉
えてしまう悪影響も起こりえます。

「認めたら、どうにかなってしまうんじゃないか..」

そんな頭のブレーキを外し、感情を素直に感じると
悲しみの感情は解放され、自然と次のステップへ
進むアクセルが踏めるようになります。

水に流していくように、意図的に涙を出すことや
汗をかくことも、身体の反応から感情の放出を促し
スッキリと切り替えの後押しをするのに役立ちます。

【恐れ】

恐れのエネルギーはに影響し、腎臓や生殖器
・骨や内分泌系などに現れる変化と特に関わりがあります。

恐れは、慎重になることで危険を回避し、身を守る
防御の働きがあります。

何を恐れるかは人それぞれの過去の体験に基づき、
これまでのデータから、悪い事態を予測することで
恐れる感情が生まれます。

アシュタンガヨガの練習は身体は後からついてくる

慎重になるがあまり【臆病】になってしまうと、
様々な場面で【消極的】になり、行動を制限したり
決断力が鈍ることも。

また【緊張】するとトイレが近くなったりしますが
常にその状態が慢性的に続くと、腎に負担をかけます。

急に具合が悪くなる

<恐れ>による身体の変化

めまい・耳鳴り・頭痛・歯痛・抜け毛・腹痛・頻尿
じんましん

【恐れを消化し、克服するヒント】
⇒ 小さな勇気からでも行動に移す

『恐れ』は頭で考えていると大きくなりがちですが
それを無くすには、行動してみて「大丈夫だった」
と気付く体験が不可欠です。

不安が多いと、外からのインプットで解消しようと
しがちですが、“頭で考えるより、とにかくやって
みる”アウトプットこそが、恐怖心の克服には有効
な手段です。

アウトプット、行動に移すにも様々な方法はあるの
で、まずは挫折せずに自分にできそうな、小さなこ
とから始めると、徐々に自信がついて行動範囲が広
がっていきます。

↓↓

恐れについては去年の克服体験でも触れています◎

勇気を出す」ことは、最初はとてもプレッシャー
に押しつぶされそうになりますが、その先にワクワ
クすることが待っているような、楽しめることや、
失敗しても大して傷にならない少しくだらないこと
(笑)からトライしてみると、肩の力が抜けて、
挑戦するハードルがぐっと下がります◎

私の傍から見れば、少しくだらないですが、ガチで
真剣に取り組んだジェットコースターの克服体験
恐れを克服するイメージトレーニングに(?)ご活用ください(笑)

友人と遊園地に行っても、心の底から楽しめるよう
になったので、結構人生は変わりました(笑)

この世に恐いものは本当にある?

ヨガの応用ージェットコースターの克服法ー前編

ヨガの応用ージェットコースターの克服法ー後編