カトリーヌ・ロングリー 写真集「To tell my real intentions, I want to eat only haze like a hermit」

ベルギー在住のアーティスト
カトリーヌ・ロングリーさんのアーティス
トブック「To tell my real intentions,
I want to eat only haze like a hermit
(本心を言うと、私は仙人のように霞だけ
食べていたい)」のオンライン販売が始ま
りました。

 

かつて食や体型のコントロールに支配され
た過去を持つカトリーヌ・ロングリーさん
本人が、食べ物と身体の関係において様々
な体験を重ねた人々にインタビュー。

誰でも簡単に写真の加工ができ、造られた
イメージが出回ることが普通になっている
世の中ですが、編集のできない使い捨ての
インスタントカメラを受け取り、インタビ
ューを受けた各々が食と身体の関係につい
て表現したものを、カトリーヌさんの手に
よって1冊の本にまとめてあります。

⇒ 日本語版 詳細ページ

⇒ 現地の書店ページ

 

 

私も参加させて頂きましたが、人それぞれ
に全く違う体験・考え・表現があり、昨年
仮の段階の本を見せてもらった時も、新鮮
で、多種多様な物語にとても考えさせられ
ました。

写真に合わせ、紙も何種類かを使い分ける
など細部にまでこだわりが詰まっているそ
うで、完成版が楽しみです◎

 

Katherine Longly To tell my real intentions

©︎Katherine Longly /
To tell my real intentions, I want to
eat only haze like a hermit

 

この企画に参加して、摂食障害だった頃の
ことを思い返してみると、異常な食生活と、
約30~60kgの間を行き来する大きな身体
の変化の中で、それこそ食べ物と身体のこ
とにしがみつくように生きていましたが、
全部同じ私でも、全くの別人だったなと感
じます。

何を食べようと、どんな体型であろうと自
分が自分であることには変わりはないので
すが、面白いことに外見よりもむしろ中身
の方が、まるきり違う人を生きていました。

もしかしたら外身の揺れ幅が激しかったの
は、何かにしがみついて変わろうとしない
中身に揺さぶりをかけるためだったのかも
しれません(笑)

 

当時の価値観では考えられないことですが、
今の私にとっては

食べたものを自然に消化して、途中で気を
失ったり転ぶことなくヨガができる幸せ

「相当なカロリーだよね!(笑)」と笑い
ながら、大好きな友人とディズニーランド
で揚げパンを食べる幸せ

人目を気にすることなく、自分の足で街を
ただ歩ける幸せ

そんなことがかけがえもなく大事だったり
します。

 

でも一見ありきたりで、取るに足らないこ
れらのことを幸せだと感じられるのは、そ
れを失った(のか計画的に失ってみたのか
は分からないけれど?)、別人の自分を
生きた時期があったからなんですよね。

また何年後かには、今の必死さに微笑んで
いる私がいるのかもしれませんが、、
カトリーヌさんの本も、観る人や、同じ人
でも見返すその時々で、感じ方が変わる作
品なんだろうなと思います。

 

 

カトリーヌさんは来日の際に、ワークショ
ップを行ったりもしているので、興味のあ
る方は是非そちらもチェックしてみてくだ
さい。

優しく、好奇心旺盛でユーモラスな
とても魅力的な方です◎

 

http://www.katherine-longly.net/