【花粉症】アレルギーによる炎症や体質改善に取り入れられる-ヨガとオイル・アーユルヴェーダの対策法

元々アレルギー体質で、小学生で花粉症デビューを
果たしてしまった私も、ヨガなどの運動習慣や食生
活の変化が体質改善に役立ち、近年は春先も薬に
頼らず、症状はかなり落ち着いています◎

マクロビオティックでは、冬の間に溜め込んだ脂肪や毒素の排出の現れだと考えられている花粉症。。。

乳製品を代表とした動物性脂肪や、粘りを持って腸壁にこびり付き、腸を汚しやすいとされる小麦製品、水分を溜め込む性質のある白砂糖を多く含む加工食品製菓を控えると、過剰に老廃物が溜まるのを防ぎ、春が楽になるとも言われています。

ここ数年アレルギー除去食で、小麦も一切取らない(取れない)生活を続けていますが、確かに症状の緩和に一役買っているかもしれません◎)

ここでは、そんな体質改善に役立った食事や、ヨガ
やアーユルヴェーダの知恵、

個人的にアトピー食物アレルギーの炎症を抑える
点でも助けられている、良質なオイルとその効果的
な取り入れ方について紹介します。

<目次>

アーユルヴェーダ』をヨガの師匠である
マイラ先生のもとで教わっていた時、

身体が出したがっているものは、抑え込まずに出しなさい。

と、くしゃみを抑えようとして注意されたことがありました(笑)

以来、熱でも吹き出物でも涙でも、意味あって出て
いるものはなるべく薬でも抑え込まずに、止めない
ようにしていますが、

俗世から離れ暮らすならまだしも、社会の中で生活
していると、時と場合によっては症状を落ち着かせ
たい時もあると思います。

そんな時、西洋薬のような強力な効き目はありませ
んが、マイルドに生活に取り入れやすく、
徐々に根本からの改善も目指していける方法の一つ
アーユルヴェーダの知恵があります。

アーユルヴェーダとは

△アーユルヴェーダの施術のひとつ、シロダーラ(別名:脳内マッサージ)
温めたオイルをダーラポットから額(第3の目)に垂らし、オイルの圧で神経の緊張を和らげ、深いリラクゼーションと共に脳を瞑想状態へと導きます。

アーユルヴェーダ(Ayurveda)」は、サンスクリット語のアーユス(Ayus/生命)とヴェーダ(Veda/科学)を組み合わせた「生命の科学」という意味の、インド・スリランカ発祥の伝統医学です。

5000年の歴史があり、ユナニ医学、中医学(東洋医学)と並んで、世界三大伝統医学の一つとされています。

伝統医学は互いに影響しあって発展したため、共通点も多く、特に中医学の薬膳や漢方、気功の考え方はヨガやアーユルヴェーダに通じるものも多くあります。

現代社会においても、その長い歴史の中で培われてきた膨大な研究・知識に基づいて体系化された智慧(ちえ)は、高度な予防医学食事法養生法として、西洋の対処療法ではカバーしきれない「不調を内側から根本的に改善する」「病気を未然に防ぐ」領域で特に有効なことから、改めて注目されています。

近年では、生活に取り入れやすいようにアレンジされた「健康法」として、ヨガやオイルマッサージ、ハーブやスパイス、アロマといった日常生活の一部として、日本でもより身近なものになってきました。

アーユルヴェーダでは、自然との調和のとれた生き方を目指す「生命哲学」としての側面もあり、

ヴァータ(空・風)・ピッタ(火・水)・カパ(水・地)の3つのドーシャと呼ばれるエネルギーの性質で、“ 個人の体質に合った、その時々のバランスを考える ”のが特徴的です。

(ネティポット 画像出典:tirakita

そんな季節との調和を目指すアーユルヴェーダの生活の知恵には、日常的に行えるものから、季節毎に出やすい不調に寄り添うものも多くあります。

この花粉の時期には、以前ご紹介したネティ(鼻うがい)が特におすすめです◎

ネティ(ジャラネティ)とは

ネティ(ジャラネティ)は、食塩水を片方の鼻の中に注ぎ込み、反対側から出すことで鼻腔内の老廃物や細菌を洗い流すアーユルヴェーダの浄化法です。日本では「鼻うがい」「鼻洗浄」と言ったりもします。 一見、痛そう…染みそう…に思えるかもしれませんが、人肌程度のぬるま湯で生理食塩水に近い塩分濃度で行えば、痛くなりません。(水道水そのままだと染みます…。)

ネティポットの使い方
  1. ぬるま湯(25度〜30度)の生理食塩水を準備して中へ。
  2. 片方の鼻腔にポットの先を差し込み、顔を傾け、食塩水を反対の鼻腔へ流します。最初は口を開けて、息を吐きながら(Hale Puleのマイラ先生は「あー」と声を出すことも推奨していました)流し込むとやりやすいです。
  3. 反対側からも同様に流し込みます。
  4. 鼻を軽くかみ、ナスヤオイルまたはセサミオイルひまし油を1、2滴点鼻し、鼻に行き渡らせます。

アーユルヴェーダを勉強したHale Pule製の初代
ネティポット(以前紹介)が銅製で使いやすかった
為、寿命で水漏れしてしまうようになってからは、
TIRAKITA銅製のものを愛用しています◎

(使い心地の良さ、しか実感はありませんが…笑
には抗菌、殺菌効果があるそうです。

確かに何年とぬめりや水アカなどが発生すること
なく、お手入れが楽でした◎)

TIRAKITAのネティポット

本場では最も人気でポピュラーな銅製ポットですが、
日本ではなかなか銅製品を扱っているお店は少なく、
セラミック製やプラスチック製のものが多い印象です。

プラスチックもお手軽で良いかもしれませんが、
粘膜のデリケートな部分に使用することを考えると

体質的に金属と相性が良くなければ、万が一プラの
有害物質が溶け出すかもしれないことも考えて、
セラミック製を選ぶのが安心かもしれません。

また、花粉の時期はネティと合わせて
ひまし油にもお世話になっています。

充血、炎症に『ひまし油』

ひまし油とは

ひまし油(キャスターオイル/カスターオイル)は、アメリカの療法家 エドガー・ケイシーさんによる「ケイシー療法」でよく用いられることで有名な、ひま(唐胡麻 トウゴマ)という植物の種子から採れる植物油です。

無味無臭で、やや固めのとろっとした粘度の高い質感のひまし油は、リシノール酸を多く含み、抗炎症作用が知られています。

私は本格的にケイシー療法を学んだわけではないの
ですが、アトピーを発症してから低刺激の植物オイ
ルを色々と試し、ひまし油とも出会いました。

(▽様々なブランドで販売されています。)

元々コンタクトをしていて、ドライアイ気味だった
こともあり、年中朝の洗顔の前や乾燥が気になる時
『ひまし油』目に点眼しているのですが、

この花粉の時期は、かゆみの緩和や充血、こすって
しまった時の傷跡の修復・保護の役割としても助け
られています◎

また、もう鼻が詰まること自体無くなりましたが、
かつては点鼻して使ってもいて、上を向いて行き渡
らせると、鼻の中の腫れが引いて通りが良くなり、
しばらく鼻水をピタッと止めて、呼吸を楽にするの
にも役立っていました。

赤みやかゆみ、腫れを軽減してくれる抗炎症作用
ありながら、まぶたや鼻のまわりの傷や荒れている
箇所も、ヒリヒリ沁みることなく保湿できる安心感
があり、充血や疲れ目に点眼する際も優しい使用感
でとろんと長時間潤いが持続する感触が好きで、
長らく愛用中です。

(蜂蜜のような粘度のあるオイルです)

(オイルを点眼してしばらくは視界がぼやけますが
私は10分程で、驚くほど目の充血がひきます…◎)

点眼・点鼻する際には、以下のようなチューブ
スポイト容器に移し替えると便利です◎

※アーユルヴェーダでは「ネトラバスティ」という
画像の様に目元をオイル(ギー)に浸す施術もあります(!)

効果には個人差やアレルギーで肌に合わない場合も
あるため、試す場合は必ず ※ 状態を見ながら ※ 行ってみて下さい◎

異常を感じたら使用を中止し、点眼の際は特に、
衛生面での管理もご注意くださいね。

(体質に合い、清潔に行えば、5年以上継続していても異常はないのでご安心ください◎)

荒れて過敏になりがちな、肌や粘膜の保護

粘膜を保護して花粉の侵入を防ぐのに『ひまし油
の他、『ワセリンや『馬油、『ギー』を
鼻や目のまわりに塗る方法もあります。

油分でコーティングすると、その保護被膜が花粉を
とらえ、肌表面に花粉が付かないようガードしてく
れる
作用の他、保湿しながら肌のバリア機能を高め
炎症を抑える
効果が期待できるのだとか。

(外出先から帰ったら洗い流す、こまめな塗り直しが効果的です。)

私は以前、鼻詰まりが酷い時や鼻をかみすぎて荒れ
てしまった時に、同様の手段でニールズヤードの
ユーカリバーム
を愛用していました◎

スーッとするハーブの清涼感で呼吸がしやすくなり
持ち歩きがしやすいので外出先での塗り直しにも便利です。

ついこすりたくなってしまう目元の保護には、アイジェルもあります◎

馬油とは

馬油は元々やけどの治療にも使われていた、傷の修復や抗炎症作用が知られる馬の油から不純物を取り除いたオイルです。

人間の肌の成分に近く、セラミドも含む保湿力の高さから、古くからアトピーや敏感肌、赤ちゃんの繊細な肌の保湿や、肌荒れやあかぎれ、炎症にも重宝されています。

(関連:⇒アトピー・肌荒れの色素沈着にも◎肌の正常なターンオーバーを促進する馬油

ギーとは

ギーはアーユルヴェーダでは“最高のオイル”とされる、無塩バター(牛乳)を煮詰め、不純物をろ過して取り除いた純粋な乳由来のオイルです。

ブチル酸が豊富で、ビフィズス菌などの善玉菌を増やす働きの他、T細胞という免疫細胞を増やし、アレルギーの症状や炎症を緩和させる効果があると言われています。

体質によっては植物性のオイルだと刺激を感じ、
動物性のオイルの方が肌に合うという場合もあるの
で、「どれが1番効く!」とは一概に言えず、
自分の肌との相性だと感じます。

馬油もギーも、動物性の肌馴染みの良い使用感は
やや似ていますが、個人的な感覚で、においは馬油
の方が格段に気になりません。

(最高なオイルだけあり(?)私はギーの匂いが
苦手で使用していませんが、好きな人はとても好き
で超愛好家も多いオイルなので、最終的にはどの
オイルも個人との相性と好みだと感じます)

こちらも異常を感じたら中止し ※ 状態を見ながら ※ 試してみてください◎

オイルビュッフェ 34種の中から5種類選べるお試しキャリアオイル

 

△数あるオイルから自分に合うものを選ぶ参考に◎
まずは少量からお試ししてみるのもおすすめです。

アレルギー誘発の元に『α-リノレン酸』

体質的に花粉症アトピーを併発し、抵抗力が落ち
ている肌は、質の良い汗(※)が出にくく、乾燥や
その水分不足のバリア機能低下状態から守ろうと、
皮脂が過剰に出る『インナードライ肌』に傾くことも…

(※)関連:『質の良い汗』のためにできること

すると余計に肌荒れが悪化したり、荒れた肌からの
細菌やウイルスの侵入を防ごうと、アレルギー誘発
物質が過剰に働くことで、更なるアレルギー反応の
原因になりえます。。

そんな過剰な炎症や、アレルギー誘発物質の働きを
抑制する作用が報告されているのが

α-リノレン酸(オメガ3)』

α-リノレン酸(オメガ3)』

『シソ油』
『えごま油』
『アマニ油』

などに豊富に含まれているため、生のまま食事から
取り入れるのがおすすめです。

私はかゆみや赤みが出た時、内側からのケアとして
毎日スプーン1~2杯ほど摂り続けると、炎症の治ま
りが格段に早まります◎

ここ数年は花粉の時期に備え、冬の間から毎日習慣
的に摂取するようにしているのも、症状がほとんど
出ない落ち着きにつながっているのかもしれません◎

(※食物アレルギーもあるので、かなり助けられています。)

ただ、やっかいな花粉症の症状も、東洋医学的な
見方では、身体なりにバランスを取ろうと必要に応じて起こっている働きのようです。

そんなひたむきな仕組みを簡単にご紹介します。

東洋医学からみた『花粉症』メカニズム

私達人間の身体は、冬の間に水分代謝が滞り、
体内に余分な「」が溜まって、身体が芯から冷え
しまった場合、

春になっても熱を生産しにくくなり(冷えた水から
お湯をつくるには、膨大な火力(エネルギー)と
時間がかかりますよね…)
身体の抵抗力が落ちてしまうと考えられています。

(↑体温と免疫は切っても切れない関係)

抵抗力の弱った体内にはウイルスやアレルギーの元
も入りやすくなるため、前述の冷えてしまった身体
は、どうにかしてアレルゲンの侵入を防ごうと、
肌表面をコーティングするように、必死にバリアを
張ろうとするそうです。

すると外からの侵入を塞いだことで、肌表面から内
に溜まった水を適切に放散できなくなり、行き場を
失った不要な水
は、他の出入口から出そうとします。(※)

(※きちんと汗がかけなくなっている状態とも。

関連:⇒『質の良い汗』のためにできること

このひとつが、春先に出る鼻水なんだそうです。

そして体内で「」が停滞してしまうと、
(※)」の流れも悪くなるため、滞った気を動
かそうとするのがくしゃみなのだとか。

(※「気」は気功などでも見られる”エネルギーの
流れ”のようなイメージです。

停滞してしまった流れを、「えいっ!」とくしゃみ
の刺激で動かす感覚なんでしょうね。)

アシュタンガヨガ・ハタヨガ・ポーズ

私自身もそうなのですが、生徒さんからも

“ヨガのレッスンが終わると、
鼻の通りが良くなった。症状が楽になった”

という声をよく聞きます。

先程の仕組みから考えれば、

ヨガで動くことで、内側から熱を生み出し
リラックスし、外側の過剰なバリアをゆるめる
汗」をかくことで、余分な「水」を外に出す
深い呼吸と共に動いて「気」を巡らせる
ストレスを緩和して免疫抵抗のバランスを整える、、など

花粉症の症状を和らげるのに、効果的であることが分かりますね◎

そもそも水分代謝を滞らせない、春に身体が花粉症
の症状を出さなくても良い状態にするには、
冬の間からしっかり動いて身体を温めておくことがより効果的です◎

つらい思いをされている方も多いと思いますが、
ぜひヨガや様々なオイルの力を借りながら
寒さの和らぐ貴重なあたたかい季節を楽しみましょう◎

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