ダイエットが苦しい時に、確認したいこと

diet_counselor

先月、ダイエットのカウンセラー資格を修了しました◎

ヨガ界でもダイエットやボディメイクの話題は尽き
ませんが、表面的な一時しのぎの手法ばかりが目立
ち、溢れかえる情報に「結局、何が正しいのか」
本質的な部分が見えにくいダイエット。。。

消費を煽るような「○○食法」「○○するだけ~」
といった断片的な方法にばかり惑わされ、
本質を見失ってしまうと

迷子、ジプシー、摂食障害、リバウンドの繰り返し…

ダイエットで苦しい思いをするのも無理はありません。

目次

私はかつて、拒食→過食→過食嘔吐→(ループ)と
いった摂食障害を経験しましたが、同じような経験
をされた当事者の中には

「ダイエット=悪」

という考えの方もいて、回復後に「もう少し落とし
たいんですよねー。」と軽い気持ちで言った一言に
激しく批判を受けた体験もあります(笑)

ヨガなどをしていると、やはり身体を快適に動かせ
るベストなウェイトは各々の感覚の中に合って、

それは骨格や筋肉量、年齢やその時々の体調だけで
なく、どんな動作・生活をしたいかによっても
人それぞれ違うため、ベスト体重は人が決めるもの
ではない
と、今でははっきり断言できます。

近年では、ボディ・ポジティブ(#BoPo)といっ
た画一的な美の基準に当てはめず、体型をはじめと
した外見の多様性を受け入れようとする動きが起こ
り、それはとても素晴らしいことだと思いますが

そこから歪んだ考えが派生、独り歩きして
「ボディポジティブ=肥満体型の称賛」、プラスサ
イズこそ自然の美、過激な“アンチダイエット”を押し
つける一部の偏った風潮には、強く違和感を感じています。

一方で、過食期のどうにかしなきゃと必死にもがき
ながら、異常な食欲をどうすることもできなかった時代には、

「私は見た目の為に出来るかぎりのことをしてる。
なのにあなたは、なんで何の努力もしないでいられるの?」

と、当時の職場の人から痛烈な批判を受けたことも
あるんですけどね。。(笑)

当時はとてもショックで悲しく、みじめでしたが…

もしかしたら同じような事を言われ、自分の弱さを
責めた経験のある方もいるかもしれません。。

ですが、

腸内環境や血糖値、ホルモンバランスや脳の働きなどによる

“生理的問題”で起こる「異常な食欲」は、
意志や我慢でどうにかコントロールできるものではありません…!

(身を持って実証済)

悪くないご自身を責めたり、がむしゃらに本能を抑
え込もうとすると余計に悪循環に陥ってしまうので

こういった状態の時ほど

“冷静に”
“ストレスケア” を心掛け

そもそも異常な食欲が起きない身体(心の状態も)
に変えていくと自然に治まっていきます。

関連:ストレスが溜まる仕組み―ストレスの正体、ストレス太りのメカニズム

どんな場面でも、人の外見について物申したい方は
必ず一定数はいるのかもしれませんが、、
そういった他人の意見は置いておいても、

自分自身で外見批判や行動批判をし続けて、意に反
した現実の中に居続けるのはとても苦しいですよね。。

ダイエットもきっかけは様々ですが、突き詰めれば

“肯定”

を求めて、、

「身体の状態」や「体型」を良くして、

自分自身の行動や存在を、今より“肯定”できる

ようにと、始めることが多いのではないでしょうか。

それなのに、ダイエットに取り組むことによって、
むしろ自己否定感が増して、笑顔でいられなくなっ
ているのだとしたら本末転倒・・・

もしそんな傾向があれば、苦しさに埋もれてしまっている、

本来はどんな生活を送りたかったのか”、
どんな風に、どんな気持ちで
毎日を過ごしたかったのか

を思い出してみる必要があります。

様々な経緯からダイエットって悪者なんだろうか…
と少し苦手意識を持っていた時期もあったのですが

今回ダイエットカウンセラーの資格を受講したのに
は、そういった感情や思想を抜きに、きちんと身体
のメカニズムを知ることで、ダイエットに関する
ネガティブなイメージを払拭したい、ニュートラル
な視点でダイエットを捉えたいという思いがありました。

倍になったり、半分になったり、、
体型のトランスフォームが派手だった私も(笑)

拒食から過食へと転じ、長らく続いた過食嘔吐をや
めた後は、身体が飢餓状態だったこともあり、一時
的に体重が一気に増えて、必死に無意味な抵抗から
悪循環に陥ったりもしましたが、、、その後、

“心穏やかに”

(※これが1番なにより大事でした…!)

快適さを求めて習慣が少しずつ変わるにつれて、
10kg以上、自然に落ちていきました。

そして“体感的に”、私は増量時よりも今の方が身体
が軽くて疲れにくく、日常動作も動きやすいこと
から、気持ちの面でもとても楽だと感じます。

(最初にも書きましたが、この体感は人それぞれ
大きな個人差があるので「自分にとって」が基準です。

その上で今回の講座を聞き、改めて実感したことは

ぴりぴり…、キリキリ…、
コソコソ…
イライラ…、びくびく…、
モヤモヤ…

こわい…
こんなんじゃダメだ…
ツライ…
どうしよう…
なんで私ってこんなにダメなんだろう…
嫌だ嫌だ嫌だ…!
あぁ…!もう苦しい…

といった“負の感情”を持って行うダイエットは

苦しいばかりか、成果が出にくかったり、
反動が起こると余計に超遠回りに、、かえって
目標から遠ざかってしまう確率が高いということ。。

先ほどのオノマトペ状態で、なかなか成果が出な
かった(むしろかえって悪循環だった)頃は

まだ足りない…、もっと追い込まなきゃ…

とどんどん心が狭くなり、全く受け入れられなかったのですが、

身体を思うように変えるには、制限やストレスを増
やすのではなく、自由や楽しみを増やしていくこと
の方が必要だったんです。

身体は本能の仕組みからも、

“ 快 ”
“ 快さ(こころよさ)”

を求めているので、苦痛な我慢は

身体が「身の危険

を察知し、リバウンド病的な食欲が止まらない
事態を引き起こします。

関連:リバウント・飢餓モードのメカニズム

ダイエット情報や身体に対する様々な価値観が溢れ
ている今、望みや大切にしたいこと、何を支持した
いかは人それぞれ違うと思います。

どれを選ぶにしても、それに縛られたり、
自分や誰かを
そこに無理やり当てはめようとするのではなく

あくまでも、
“元々何をしても良い、自由な選択肢の中から
各々好きなものを選んでいる”

主体的なベクトルを忘れずに

快適な中で、
心の余裕や笑顔が増えていくことが理想ですよね。

diet_smile

もしどこかに反動が起きているなら、、

自分から向かうはずの矢印が、逆に追われたり振り
回される側の向きになっていたり、本能に逆らって

身体の正直な反応を、ないがしろにしてはいないでしょうか?

関連:押しつぶされそうな時や出口が見えない時の「力学」

自ら人格否定や人権侵害をして、
セルフパワーハラスメント(?)や不条理なルール
を自身に課していませんか?

意に反した行動(抵抗や衝動などの反発、反対運動)
を起こさず、本心と頭の考え、身体の事情と現実の
行動の足並みを揃え、スムーズに前に進むためには

ダイエットに限らず、

“今のままでも大丈夫”

“ゆすられている訳でも、変わらなければ爆発する
爆弾(?)が仕掛けられている訳でもない”

だけど、もっとプラスに先に進んでみたいからやる
といった『今の状態を認める視点』は、地味ながらとても大事です。

焦りは判断力を落としますし、

身体面においても、元々身体は遺伝的に、体温や
脈拍、その他身体の状態を一定に保とうとする

「恒常性(こうじょうせい)」

の機能が備わっているため、急激な変化を嫌がります。

変わりたい時こそ今の機能を認め、上手になだめな
がら(?)足並みをそろえていくことが必要です。

これが、足りないものを埋めるように

“このままではいけない” から、○○しなければ…!

というマインドで取り組んでしまうと

常に今の足りていない自己を否定していることにな
り、欠け続けている現状に満たされることがありません。

そして

ありのままで存在していること=何もしていない

欠けている不完全な状態でいる

今の、このままの状態で存在していてはいけない

と、常に何かをしていなければ許されない、自らを
ずっと追い立てられる思考のループに当てはめてい
る場合には、常時それだけでもかなりのストレス…

慢性的なストレスで代謝を下げるばかりか、冷静さ
を失って、かえって意に反した行動を起こしかねません。

満たされない気持ちの代償として、お腹を満たす
ことで解決しようとしても、結局心はいつまでも満
たされず、食欲が止まらない、、ということも…)

どんなに努力しても、
「まだ足りない!」と認められず、
何もしなければ、責められるような状態が続く…

これって結構、、苦しいですよね。。。

反発や抵抗が起きても無理はないと理解できますが
こんなモラハラを自分自身に課していないでしょうか。。。

こんなレベルで満足する俺じゃない、とか
あの人はこの程度じゃ認めない、とか

どんな見解を持つのも自由ですが。。

こういった個人の意見や感情を一切取り除いた所で

目の前には沢山の選択肢があって、
自分はどれを選んでも良い

という事実があることを、忘れないようにしたいですね。

mounting

(猫)「別に、、やってもやらなくても、
何かを失う訳じゃないし、困らないけど。。。

それでもやりたいって思うんだったら
好きにしたらいいんじゃない?」

と、、ここまでマウンティングする必要はありませんが(笑)

もう一段階上の視点から、自分を俯瞰するように
冷静に見てあげられると、冷めている分、変な感情
に惑わさずに済みます。

ニャンと簡単に身につく! 心が休まる「アドラー心理学」

ありのままの自分を受け入れる』とは

別に、私大好き!の状態になるわけではなく、
「好き」や「嫌い」などの私情を抜きに

一旦、目の前に(自分の中に)

“YESの選択肢も、NOの選択肢もある”

色んな可能性があるという事実を認めることで、

好きか嫌いか、良いか悪いかをジャッジすることではありません。

“こうしなきゃいけない”
に閉じ込められているなら、一度その枠の外側に
出てみると、それだけで楽になることもあります。

その上で戻りたかったら、戻るのも自由です。

唐突ですが、もし今までのやり方から外れるのが
こわい、、誰に脅されている訳でもないのに、漠然
とした恐怖心が消えない時は、
映画『カメラを止めるな!』を観るのもおすすめです(笑)

『恐怖』ってこんな風に、人の手で作れるんだなぁ
と、裏側を俯瞰する視点で理解できた時、

結局、“こわい”には実体がな

人間が自らの内側で作り上げている“つくりもの”
あることがよく分かります。

カメラを止めるな!

○○が、こわい
○○したら、こわい

と感じる時、、本当はそんなことはないのに

内側でオリジナルの編集作業をして、自ら恐怖の
ストーリーを作りあげてしまっている

なんてこと、結構ありますよね。。

私も人の目がこわいとか、カロリーが恐ろしいとか
自分勝手に色んなものを勘違いして、こわがってい
ました(笑)

自分の目も人の目ですし、カロリーも脂肪を燃やし
代謝する為に必要な、むしろ痩せるために必要不可
欠なダイエットの味方であることが、きちんと体感
を通して分かれば、恐れる意味がなくなります。

“現状をもっと良くしたい”と始めたことで

毎日がかえって苦しくなったり、イライラしたり、
自身への信頼を失ってしまうのは、すごくもったい
ない、悲しいサイクルです…。

好きになれない自分に対して、どうしても痛めつけ
るようなことや、厳しく制限するようなことを課し
てしまう場合には、

もし、悩んでいる相手が親友だったら』と視点を
変えてみるとどうでしょうか。

自分が今行っている、またはこれから課そうとして
いることを、客観的に人に勧める視点で見てみた時、、

行えば行うほど快適に、

できていないことを批判する減点法ではなく、
着実にできたことに目を向ける加点法で、
“肯定できる”選択を積み重ねられているかどうか

どんな気分で、どんな風に毎日を過ごすことを望ん
でい
て、その理想にきちんと近づいているかどうか

今の生活をずっとこの先も続けることを勧められる
か、他のまわりの人にも隠さず、堂々と胸を張って
薦められるプランであるかを

常に冷静に、穏やかな観察眼で、確認していきたいですね。