変わるのを待つのか、変えるのか【インドのマザーハウスでボランティア体験】

昨年行った、インド一人旅。

ヨガの聖地と言われる「リシケシ」でアシュラム
(ヨガ道場)に滞在したり、

ガンジス川沿いの沐浴や、大規模な火葬場にインド
中から遺体が運ばれ、ガンジス川に流されることで
有名なヒンドゥー教の大聖地「バラナシ」に滞在し

バラナシにあるマザーハウス)マザーテレサが
インドに創設したボランティア施設)で、ボランテ
ィアに参加するなど、ディープな体験が沢山出来ました。

ボランティアの帰り道、
日本人の大学生の男の子と出会いました。

話を聞いてみると、
自分を変えたくてインドに来たとの事。

私も訪れたい場所や目的はいくつか決まっていまし
たが、彼と同じように

インドでの生活を体験したら、視野が広がるんじゃないか

世界が広がったり、価値観が変わるんじゃないか

と淡い期待を抱いていた部分もあり、色々と話してみました。

すると

「こんなキツイ環境に来たのに、
何も変わらない。。。(涙)」

と、次第に半泣きになりだしてしまったお兄さん…

私はキツイ環境にいる自覚はありませ…(いや、
キツイと言えばキツイかな。。(笑))確かに少し
気を抜くと、とんでもない事態に巻き込まれるので
(笑)弱気になってしまうのも理解できます。。

慰める意味で(?)平和で有意義だった
マザーハウスのボランティアのことを話してみました。

バラナシのマザーハウス

「マザーハウス(マザー・ハウス)」とは

「マザーハウス(マザーテレサハウス)」は、
カトリックの修道女マザーテレサが開設したボランティア施設です。

1952年にインドのコルカタに貧しい重症患者の為の
【Khalighat:カーリーガート】「死を待つ人の家」を設立したのが始まりで、

そこから障がいや貧困、親のいない子ども達を受け入れる施設、女性専用保護施設や老人ホームのような施設、ハンセン病患者の自給自足を目指す施設なども増え、現在いくつもの施設がコルカタを中心に点在しています。

本部はコルカタにあり、コルカタ地区の方が施設の規模も大きいですが、私はガンジス川のほとりに静かに佇むバラナシの施設でボランティアに参加しました。

マザーハウスでのボランティアは、以前から個人的
にとても興味があり、実はそこに滞在する患者さん
の為に何かしたい心持ちより、実際にその場を見て
体験してみたいという、やや不純な自分本位の気持
ちの方が強くありました。。

行ってみると、スタッフの方はとてもフレンドリー
で、水浸しになりながらの洗濯や掃除は楽しく(笑)
入所している方々も言葉(おそらくヒンディー)が
通じなくても、とても温かく受け入れてくれます。

日本人がものめずらしいようで、最終的には
マッサージや髪をとかしたり、爪を切って欲しいと
囲まれる事態に(笑)

本当に些細なことしか出来ず、正直ほとんど役に立
ててませんが、入所者の方々のものすごく綺麗な目
をした笑顔に元気づけられた、印象的な体験でした。

マザーハウスまでの道のり。インドの犬の寝方が独特。。

青年「それ…やったら、何か変わります?

私「………..。うーん……

私にとっては収穫ありましたけど…変わるかどうか
は人それぞれ、なのかも…しれないですね?」

青年「変われないんだったら、やる気しないっすよねぇ…。

私「(笑)」

その時はそんな曖昧な返事しか出来なかったのです
が、やりとりをしながら客観的に相手を見ていると

なんとなくこの先も…もしかしたら変われずにいる
のかな…という様子が(笑)想像出来てしまったのでした。

バラナシの狭い路地にも普通に牛が行き来しています。

自分事だとなかなか気付けないですが、
人のことだと割と冷静に見えて、自身を見直す良い
きっかけになりますね。。

(「人の振り見て我が振り直せ」ということわざも
ありますし、、気付きを与えてくれたお兄さんには
とても感謝しています。)

なんとなく「変わるチャンス」というと、

“自分の外から何かが私を変えてくれる” ような


印象を受けがちですが、実際は外から得られるもの
は「チャンス=きっかけ」であって、変わるか変わ
らないかは、本人の内側の選択にあるのではないでしょうか。

もし、何かまわりの状況を変えたいと思っても、
まわりの人それぞれに価値観やペースがあり、それ
らはコントロールできるものではなく、世界を一気
に思い通りに変えるのは難しい現実があります。

ですがまず自分が変わる選択をしてみると、まわり
が少しずつ変化していくような体験は、そんなに珍
しいことではありません。

前回誓いに関して、私は「大丈夫」と誓ったこと
で鬱や摂食障害の影を引きずり、不安定に揺らいで
いた気持ちが、ようやくひとつの「信念」として
再び生き直すブレない軸に変化したのではないかと
思っています。

それ以前は

“生きている限り、この苦しい状況から 逃れられない”

と思い込んでいましたが、

その“軸”の「思い込み」、自分の「選択の基準」が
変わったことで、現実に起こる“まわりの世界”が
変化することを、回復過程には幾度と体験してきました。

そして振り返って考えてみると、そのような状況が
大きく変わる前には、

必ず

“それまでにはなかった選択” 

“行動”

が何かしらありました。

変わる

問題を解決してくれるもの

世界を変えてくれるもの」 は、

外から降ってくるものではなく、

『自分の選択次第』

つまり、もう誰もの内側に「変わる力・変える力」
は備わっているんです。

変われなくて苦しい時、どうにかここから自由にし
てくれる「何か」を探し求めてしまいがちですが

どうしたいか
どうなりたいか

は自分で自由に決めて良いんですよね。。

過去の私も、インドで出会った大学生もきっと、
「変わりたい」と願いつつ、「自分を変えてくれる
何か」を待ちわびて、なかなか変われずに苦しんでいました。

変わるには、能動的に。。

小さなことでも、ほんの少しいつもと違う選択
行動にチャレンジしてみると、否が応でも目の前
の現実が変わってくるはずです◎

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