身体と心はつながっている

先日のヨガニードラは、この一年を振り
返った上で、この先大切にしたいことなど
を、各々ご自身に問いかける内容でした。

 

フィードバックを聞くと、お一人おひとり
違う形で、身体に様々な反応が表れていま
す。

身体の一部や全体がぽかぽかしてきたり、
重たくなる感じや、気になる部分からある
イメージや記憶、感情が浮かんできたり…

 

その時にハッとその意味に気付くこともあ
れば、後からつながることもあり、身体は
あらゆる手段を使って、表面に色んな情報
を教えてくれていることをいつも実感して
います。

 

 

 

『身体と心はつながっている』というのを、
聞いたことはあっても、そんな気がするだ
けなんじゃ…と感じている方もいると思い
ます。

 

身体を動かすと、なんとなくスッキリする
ような気がしたり、落ち込むようなことが
あった時、ぐっすり眠った翌日は少し気持
ちが楽になっていたり(逆に眠れない日が
続いて、気分が落ちてしまうことも…)、
心配事があると、お腹や胃のあたりが痛く
なったり…

 

こんな風に、「身体」の変化が「心」の方
にも表れたり、「心」の状態が「身体」の
反応として表れた経験は、誰もが一度はあ
るのではないでしょうか。

 

それは偶然そんな気がしたからではなく、
神経や伝達物質、脳波や筋肉などの仕組み、
つながりから、しっかりと根拠があって起
きている現象です。

 

例に挙げた内容は、自覚しやすい反応です
が、実際は気付かないところでも、密接に
関わり合い、影響し合っています。

 

その中でも特に、心と身体をつなぐ役割を
持ち、それぞれと連動して働いているもの
のひとつが『自律神経』です。

 

 

『自律神経』とは、人が生きていくために、
内臓や呼吸、体温調節や血液の循環などを、
無意識のうちに調節してくれている神経
です。

 

この自律神経は、活動的に、アクセルを踏
むような役割の『交感神経』と、休息の様
にブレーキをかけてスローダウンする『副
交感神経』の2種類からなっています。

 

どちらが良い、悪いではなく、両方の作用
がバランス良く働くことで、身体の働きが
正常に保たれる、どちらも大事で必要不可
欠な神経です。

 

自律神経については、奥が深いのでまた改
めて触れますが、この神経は心や身体の状
態の影響をダイレクトに受けやすく、その
結果、「身体」の刺激が「心」に、もしく
は「心」の動きが「身体」の変化として表
れます。

 

 

これに関連して、よく身体の不調の原因と
して「ストレス」が挙げられます。

 

しかし実際には「ストレス」が直接的な原
因ではなく、外からのストレスに対しての
「心」の反応が、自律神経を通して、身体
に影響を起こしているのです。

 

同じ状況下でも、それをストレスと感じる
人と、ストレスにならない人がいます。

 

我慢ばかりしていて、心が疲れていたり、
実際はそうではない事もネガティブにとら
えて、抱え込んでしまう癖があったり…

そんな心の働きから、胃の不調や不眠など
の身体に症状が出ている場合、いくら胃薬
や睡眠薬で外から一時的に抑えても、また
ストレスがかかると再発してしまうことも
多いのです。

 

 

 

こんなにデリケートに関係しあうことを知
ると、身体にも気を遣って、心もいつも前
向きでいなきゃいけないの?!とプレッシ
ャーに感じてしまう方もいるかもしれませ
んが、それはとても無理ですし、その必要
はありません。

 

気にしすぎると返ってそれがストレスにな
りますし、外からどんなに大きな刺激を受
けたり、心が揺れ動いたとしても、バラン
スをとる力が、元々誰にでも備わっていま
す。

頭でコントロールできるのは本当に微々た
るもので、自然には逆らえないのです。

 

本当は嫌だと思っているのに、頭の都合で
身体の為にしている(と思い込んでいる)
ことや、ネガティブな気持ちを押し殺して、
自分の気持ちに嘘をつこうと思っても、必
ず反動が起こります。

 

 

身体が弱っていたり、疲れている時は、少
し身体は休めて、ぼんやりでも最近の自分
の気持ちを振り返ってみる、逆に心がボロ
ボロの時は、気分転換に歩いて、身体をほ
ぐしてみるなど、繋がっているからこそ、
臨機応変に出来ることがあります。

 

身体も心も、それをつなぐ神経も、元から
動きの中で働くようにデザインされており、
停滞はありません。

 

もし行き詰っている問題があったら、心か
ら身体へアプローチの方向を変えてみたり、
今までにない刺激、行動を起こしてみると、
思いがけず良い方向に動き出すこともあり
ます。

(※初めて訪れる場所、普段やらないヨガ
のポーズ、ジェットコースター…等々)