人は毎日生まれ変わっている

新しい年になりましたね!
本年もよろしくお願い致します。

 

去年とは違う自分になりたい、もっと成長
したい、これからも現状維持を目指す、今
は目の前のことで精一杯、いつもあまり節
目は意識しない…人それぞれ色んな新年
の迎え方、思うことがあると思います。

 

突然ですが、今日、目が覚めた時、どんな
自分がいましたか。

 

年が変わって心機一転、何か気持ちの変化
や、身体の変化を感じた方もいるかもしれ
ません。

(なかには昨日の飲み過ぎや食べ過ぎの影
響が出ている方も…。)

逆に、別に起きても今まで通りの自分がい
て、何も変わったことは無いと感じた方も
いると思います。

 

 

感じ方はそれぞれでも、厳密には、人の身
体は毎日生まれ変わっています。

昨日と同じ自分は二度と存在しないのです。

なぜなら、食べるもの、まわりの環境、活
動量、それに一日や毎月のサイクル、年齢
による変化なども加わり、いろんな変化の
要素の組み合わせの中で、それが同じ条件
になることは一度もないからです。

 

例え毎日同じものを食べていても、原料に
含まれる栄養素に個体差はありますし、本
人の体調の変化で、消化・吸収の過程に違
いも出ます。

寒いときは熱を逃がさないように、ぎゅっ
と身体を縮こませることが多かったり、暑
いときには汗をかいたり、成長期からそれ
以降の年代によっても、身体の組織やホル
モンバランスなど、身体は日々変化してい
ます。

これだけの色んな動きの中で、厳密には
「現状維持」もなかなか難しいことが分か
ります。

人の細胞の数は約60兆個と言われています
が、日々入れ替わる中で、全てが同じ条件
に揃うことはありません。

 

 

ただ、それだけの変化の影響を受けても、
あまり変わっている実感が無いのは、体内
の状態を一定に保とうとする恒常性が備わ
っていたり、「自分とはこういう人」と信
じ込んでいる≪セルフイメージ≫などの働
きにより、同じような状態に保たれている
からです。

 

フランツ・カフカの『変身』という小説で、
主人公はある朝目が覚めると、巨大な虫に
変わっているのですが、こういった本を読
むと、「あぁ…目が覚めるとそれまでの
自分がいることが、無意識のうちに当たり
前だと思い込んでいたんだな…。」と気
付きます。

セルフイメージの話からは少しズレますが、
非日常であるからこそ気付ける事がある面
白い作品ですので、良かったら読んでみて
ください。

 

セルフイメージの話に戻ると、上手く使い
こなせれば、なりたい姿に近づけていけま
すし、反対にマイナスに作用して、本当は
嫌だと思う姿から、なかなか抜け出せない
こともあります。

 

例えば、
「私の病気は治らない。」
「また絶対に○○してしまう。」

 

人はもともとの仕組みとして、変化を恐れ、
「ほら、やっぱり。」と納得したがる傾向
があります。

なかなか思うように苦しみから抜け出せな
い方はどこかで、どうなるか分からない明
日やその先に、「きっと変わらず苦しんで
いる」と信じ込んでいる自分はいませんか。

 

私も元々、自分に否定的なセルフイメージ
ばかり持っていて、いつまでも摂食行動が
付きまとうと信じ込んでいた人間ですが、
気付かぬうちに、自分の思い込みで、自分
の辛い行動を作り出すのは、とてももった
いないと実感しています。

今でこそ色々経験できて良かったと思えま
すが、自分で自分を縛り付ける思い込みに
気付いた時は、自分に向かって「私の時間
を返して」と言いたくなる程でした。

信じ込んでいることは、自分にとってはあ
まりにも当たり前すぎて、自分一人で気づ
くのはとても難しいです。

 

私にもまだまだ自分の足を引っ張る思い込
みは沢山あると思います。

 

でも、外との関わりを上手く利用すること
で、いつでも気付いて「そうじゃない」と
行動を変えるチャンスはありますし、現実
的に、昨日と同じ自分は存在しないことを
忘れないでください。

 

今日の自分は、昨日と違います。

午前中と午後とでも違うのです。

さっきまで上手くいかなくても、いつから
でもリセットして、自由に出来たての細胞
達と、新しい時間を楽しめることを思い出
してみてください。